第7話は三女・茉子
(まこ)のエピソード。
冒頭はお母さんが
次女の太重(たえ)の
マンションを掃除に
来ます。
太重の部屋には姉妹と
甥の名前入りの
貯金箱ならぬ貯金瓶が
置いてあって、
そこにお金が
溜まっています。
母(茉子のだけ
時々お札が入ってる……)
その理由を語るために、
まず16年前の回想シーン
から始まります。
現在は「喫茶らんたん」の
経営者になってる茉子
ですが
当時はまだ勤めて
一か月。
出汁パックを入れたままで
お客さんに料理を出して
しまいます。
気付いた茉子が慌てて
謝ったところ
客「私はらんたんの
出汁が好きでね
サービスかと思い
ましたよ」
店長「気の利いたこと
言える人じゃないからね
本当にそう思って
くれたのさ」
常連のおじさんは
その後も何度も訪れて
くれましたが
やがて姿を見せなくなり……。
一旦時系列が戻って、
瓶の中のお金はどういう
基準で入れてるのかと
長女のイチが質問。
太重「おめでとうって
時とか ありがとうって
時とか ごめんねって
時とか……」
「あわれに……
思ったとき……とか……?」
ある時、太重が「らんたん」で
食事中に、近くにいた女性客の
会話が聞こえます。
「なんだかちょっと
味が濃くない?
みんな口に合う?」
「あら こういう
ところはこんなものよ」
無言でドリンクを吸い上げる
「コーーーッコッ」だけで
太重がイラっとしたのが
伝わるのが上手い。
その女性客はレジにいる
茉子に話しかけ……。
長いので要約しますが
・この人は常連の
おじさんの奥さん。
「こちらの料理とっても
おいしいんですけど
ちょっと味が濃いでしょう?」
旦那の糖尿病が悪化して
入院してたと言われて
ショックを受ける茉子。
「このお店は一切関係
ないんですよ」と
フォローされつつも
もう二度とここへ来る
ことはないと言われます。
悪気はなく、むしろ
「お世話になりました」と
律儀に挨拶に来たの
でしょうけど……
ナチュラルに見下してるのが
ムカつく……!!!!!
必死に泣くのを堪えている
茉子を見た太重は
その日、瓶の中に
1万円札を入れたのでした。
続きはまた後日。