昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

緑川ゆき『夏目友人帳』その11(30巻感想1)

第30巻、発売中です!!

記念に語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意ください。

30巻のCMも兼ねた
Youtubeの原作20周年
記念PV、ニャンコ先生
斑で実に良い……。

第百二十話はアニメ陸期、
最終話の舞台だった
箱崎邸が再び登場。

現在の管理人、紅子
さんから「幽霊がいる」
との相談を受けた夏目は

箱崎邸の内部を
見てまわることに……。

かつてこの屋敷の主
だった箱崎源造さんは
紅子さんの祖父。

祓い屋としても
妖の研究家としても
有能でしたが

家族であやかしが見える
人がいなかったため、
変人扱いされて次第に
疎遠に……。

一人暮らしではあった
ものの、あやかしたちを
集めては

連日どんちゃん騒ぎで
それなりに楽しい日々は
送っていたようです。

紅子さんはあやかしは
見えませんが、音や
気配は感じている様子。

紅子「この家にまだ
祖父の幽霊がもし
いるならなんて
思ってしまうのね」

気味悪がってるのではなく、
疎遠なまま死に別れた
祖父への愛情が発端
なのがいい……。

箱崎邸も一度は売ろうと
して、祓い屋の家探しを
許可したことも
ありましたが

今は大事に管理
されているようです。

ふと、夏目の耳に声が
聞こえてきて……。

夏目「おじいさんが
ご存命の頃に

この屋敷に遊びに来ていた
妖達が集まって遊んで
いるようです」

「楽しかった時を
再現して……」

今日は祖父の誕生日
だから祝っていたのかと
納得しかける紅子さんに

夏目「いえ、お祝いと
いうより 

宝物の箱が届くから
開ける日だって
騒いでたから」

詳細はあえて書きませんが
夏目が帰った後に
紅子さんは壁の穴から
その光景を見ます。

お祭り騒ぎの妖達の前で
お祖父さんが大喜びで
見せびらかしていたのは……。

紅子「ま……待って
お祖父ちゃん……」

ドアを開けても
そこには何もなく……。

切ない話ではありますが
優しいお話でもあります。
(涙を拭きながら)

ところで以前、箱崎邸に
隠れてた源造さんの
式が言ってた

「夏目に気配が
よく似た男」とは
一体何者なのか
気になる……。

(当分は明かされ
そうにないけど)

続きます。