同じ頃、田沼くんは
意識朦朧で横たわりながら
「7番」の番号札の女に
預かり物を奪われた
場面を思い返していました。
そんな状態でも
田沼「このままでは
……夏目の足をひっぱり
かねない……」
必死に起き上がろうと
する田沼くんはいい奴……。
ふと傍に鏡があるのに気づくと、
あやかしが映っていました。
こんな夏目なら……と
声をかけてみる田沼くん。
あやかしは会話という
より、一方的に自分の
言いたいことを語ります。
(ただしあやかし視点で、
というのがミソ)
話の中で「モリオ」と
いうこの家の「さいごの
やつ」が
・「みんなをお金にかえて
ばらばらにした
・今日はばらばらたちが
帰ってきているにおいが
する。
・モリオはこの家を捨てた
許しがたいおろか者。
と、重要な情報が出てきます。
一方、夏目は的場さん
&ニャンコ先生と合流。
(シノブにあやかしを
けしかけられたので)
夏目「的場家の人間は
式を持てないんじゃ
なかったですか」
→式を持つ契約は
できないけど、道具で
術は使えると返答。
ここで読者がずっと
気になってた疑問が
夏目「“黒ミサ”が
的場さんだとシノブ
さんはーー」
的場「知らないでしょう」
先生「鉢合わせてしまえ」
オカルト界隈で有名な
黒ずくめの「謎の魔女」が
長年会ってない弟の
女装だと知った時の
反応は確かに気になる……。
的場さんが盗まれた
5つのお宝=仲富
コレクションが揃ったら
何が起きるのか……と
意味ありげな台詞を
残して部下と去って行き、
夏目も田沼くんを
心配しつつも、奪われた
ものを取り戻そうとします。
そして「7番」はシノブに
語る体で答え合わせ。
「伴さんをお借りして
おきながらなんて
不手際」
「秘め事のように
楽しんでいただこうと
この余興をご用意
したのに」
「眠っている宝物を
この私が史信(しのぶ)
さまに捧げる」
と、このオークションの
目的が明かされます。
シノブさんは気味悪がる
人もいるけど、特定の人には
熱烈に崇拝される……。
そういうタイプだからこそ
大勢を束ねる一族の惣領には
向いてないと判断されたのかも。
続きはまた後日。