昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

平野耕太『ドリフターズ』その4(7巻感想2)

菅野さんは一人ではなく、
のらくろ兵団」と
呼んでる獣人部隊を
連れてきていました。

猫と犬の獣人なのですが
国王軍の兵との戦いの最中、
黒猫獣人に沖田総司
霊が反応。

菅野「おまえのおばけーッ
ウチの猫に
何してくれてんだーッ」

土方「知らん!!」

総司、霊体では今まで
姿現さなかったくせに
こんな時だけ……。

瀕死のお豊も流石に
ツッ込みます。

豊久「ないじゃあ
お前ら……」

薩摩弁だとすぐに
気付く菅野さん。

豊久「胸ば張れて
死ぬれる思うたに

ないごて……
邪魔ぁしよる……」

6巻では土方さんに、もう
動けなくなったんで腹切るから
脇差貸してと頼んだくらいです。
(当然断られた)

しかしそれは菅野さんに
とって地雷発言。

相手が戦国時代の人と
いうことを知る由もなく。

菅野「こちとら死にたく
なくて死んだ奴
散々見てきたんだぞ
この野郎」

「命を大事にしない奴は
全員ブッコロス」

ヒント:菅野さんが
こっちの世界に来たのは
1945年8月。

瀕死の人間に渾身の
かかと落としとは
容赦なさすぎる……。

しかしその騒がしさは
土方さんに懐かしさを
感じさせます。

そんな中、獣人兵VS黒王軍の
戦闘は徐々に獣人側が押されて
いきます。

撤退しようにも戦闘機は
着地の際に菅野さんの
せいで壊れていて……。

猫獣人「じゃあなんで
ムチャ降りしたニャ!?」

菅野「ノリだよ」

親方「やべえぞ豊久
こいつバカだ」

しかし迫りくる兵士たちを
斬ったのは新選組の亡霊&
土方さんでした。

総司、やっと出た……!

仏頂面のイメージの強い
土方さんが笑ってる……!

なお今回のサブタイトル
バカサバイバー」は
ボーボボOP。

歌詞を雑に要約すると
「そんなにガマンしないで
俺達らしくバカを貫いて
生き残ろうぜ」

土方さんが不在の近藤さんに
向けての言葉

土方「おれたちがいつ
しくじったか

そんなのきまってらぁよ
勇さんよぅ

妙な知恵つけて
バカをやめた時さ」

と合わせて考えると
すごく名曲に思えて
きます。

お豊も菅野さんも
きょとんとしてますが
土方さんの心が晴れたようで
何よりです……。

続きはまた後日。