昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

とよ田みのる『これ描いて死ね』その6(3巻感想2)

相はノートの消した跡を
見つけ、上から鉛筆で擦って
字を浮かび上がらせます。

相「漫画で描きたい
100のコト!」

「……なんで消しちゃっ
たんだろ?」

ポコ太(相の空想上の友達)
「こんな時、漫画の
主人公なら?」

相「よーし!!」

相一人でも会話の
やり取りができるから
ポコ太は便利……。

3日後、先生の運転で
相たちは山登り。

巨大な地層に幸ちゃんが
バウムクーヘン
連想すると

相は巨大な化け物が
地層をボリボリ喰らう
姿を思いつきます。

藤森さんも一緒に
イデアを出して
相がメモする中、

運転席でほくそ笑む
手島先生が可愛い。

遅れてきた石龍さんが
印象的な風景を見て
イデアを語り出します。

手島先生(溢れる妄想を
語れる仲間……)

尊さに涙ぐむ先生……。

いいなあ(遠い目)

様々な場所を巡るたび、
相のノートには書き込みが
増えていきます。

相「取材だと全部が
漫画のネタに見えて……」

「私の島、めっちゃ
楽しいじゃん!!」

日常の何気ないものでも
意識が変れば見方も変わる、
いい経験ですよね(保護者視点)

翌日は夏祭り。

石龍さんは浴衣を
知らない……!?

金魚すくいの最中)

藤森「話しかけないで!!」

大人しい藤森さんにも
意外な一面が……。

相「あ!! こういう
楽しいこと 漫画に
してもいいのかー」

ふと気がつく相。

相のノートを先生が
見せてもらった時、

2p見開きでぎっしりと
「描きたいこと」が
並んでる……!!!

背景が黒ベタに小さな花火が
散ってるのも、素晴らしい
演出です。

お題は100だったのに
995……!?

手島(そうか……この娘は
描きたいことが
無いのじゃなく……
あり過ぎて……)

手島先生の
胸の内は……?

ラストに七ちゃんは
また同じノートを
手島先生に贈ります。

先生が書いて
いるのは(秘密)

8年前の回想では
お題だけ書いて詰まって
たのに、スラスラと……。

本作は相を中心にした
高校生たちの成長や変化が
最大の見所ですが

(漫画を描く情熱が
失せたからと廃業した)

手島先生がどうなるかも
気になるところなんです
よね……。

続きはまたそのうちに。