昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

にたごろ『拾い猫のモチャ』

『拾い猫のモチャ』
家族と飼い猫の三毛・
モチャの日常あるあるを
描くほのぼの四コマ漫画です。

猫の突然の謎行動や
それに対するツッコミ、
よくある現象の名付けも秀逸。

何故歩いてる人にまとわり
つくのか……。

そして踏まれたら
被害者面するのか……。

何度も降りれなくなってるのに
高い所に登りたがるのか……。

スマホやコンタクト挿入、
勉強など、自分以外のことに
意識を向けてると邪魔しに来るけど
構うと逃げる……。

(それな……!!)

と、読者は何度も
頷くことになるでしょう。

ちょっとした表情・毛並みの
変化の描き分けも素晴らしい。

飼い主一家は母・父・
娘の三人。

猫含めみんな仲良し一家で
それもほっこりします。

モチャはお父さんにだけ
態度が雑なので、妻子に
フォローされてます。

でもお父さんが外で高価な猫を
見ても、モチャが一番可愛いと
思うのが愛に溢れてます。

部下から父が猫飼うために
引っ越しや節約してることを

「何の得があってそこまで
できるのかなって……」

父「なんて言うんだろな……
必要なものに損も得も
ないだろ」

いいお父さんだなぁ……。

飼い猫と主人の日常と
いうタイプの作品は

若者一人暮らしor+もう一人
くらいなので、この構成は
珍しいかも。

家族周辺のドラマは特になく、
ただただ猫がメイン。

お父さんがリーマンなのは
推測できるものの、詳細は不明。

娘さんが泣いたり落ち込んだり
してる原因や経緯も描かれ
ませんが、

「猫に慰められてほっとする」
オチさえあれば共感できる、
猫漫画とはそういうもの……。

(親子は名前も出てきません)

なおモチャは作者が飼ってきた
歴代の猫たちをモデルに
したそうです。

拾われた子猫時代が
回想シーンで少し登場
しますが、メインは
大人猫で描かれます。

子猫の頃はまた捨てられ
ないよう、必死に人間に
媚びていたのに

大きくなったら自分こそ
家の主みたいな態度なのは
愛されてるってことですね。

今日は猫の日な上に
2022年でもあるので
スーパー猫の日らしいです。

全ての猫が幸せでありますように。