6巻はで子供時代の
チェーザレとミゲルが
描かれます。
十代でも風格漂う本編とは
違い、普通の子供です。
チェーザレ「ミゲル!
こっちにきて話そう 」
ベッドをポンポンする
チェーザレが可愛いん
ですよ……!
というかあのチェーザレ様を
可愛いと言う日が来るとは
……。
あどけなくても英才教育を
施されたチェーザレは、
8才で教皇に謁見することに。
不安で眠れないエピソードでの
「私が怖れているのは
私の不手際で
父上に恥をかかせて
しまうことだ」
「私は庶子だ だから
なおさら皆に認められるよう
努力しなければ」
賢いからこそ自分の役割も
立場も分かりすぎてしまうのが
切ない……。
6巻では妹ルクレツィアと
弟ホアンも登場します。
チェーザレやホアン、
父ロドリーゴは
どんな漫画でもだいたい
性格付けは同じですが
ルクレツィアは作品によって
キャラが違います。
家と兄の犠牲者の
悲劇の美女だったり
(例:川原泉『バビロンまでは
何マイル?』)
したたかな魔性だったり……。
(例:秋乃茉莉『賢者の石
シリーズ』2)
本作の彼女はまだ幼いながら
年齢に合わない聡明さも
見せます。
ルクレツィア「兄上を
理解できて 兄上の力に
なるうる女は多分──
この世に私しか
いないわ」
あと序盤ではちょっと
嫌なヤツとして描かれる
ジョヴァンニ・デ・メディチが
チェーザレに逆らえなかったり
側近に裏切られていたのが
判明した後から、
だんだん素の気弱なお坊ちゃんの
性格が出てくるのが可愛いです。
頑張れ未来の教皇!
逆にチェーザレ弟のホアンは
子供時代は可愛かったのに
どんどん拗らせていく……
(史実だけども)
長兄(故人)は武に長けた英雄、
次兄は知に長けた天才、
それに比べて……って
言われ続けた結果が
これだよ!
美形なのに性格の悪さが
顔ににじみ出てるのがすごい。
お父上は後に教皇になる
だけあって、どの作品でも
大物感ありますね。
このマンガの最大の衝撃:
こんなにも繊細で美しい
絵画のような絵がミリペンで
描かれてるだと……!
(漫勉より)
続きはまたそのうちに。