昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

浦沢直樹『YAWARA!』その18

富士子さんの第一戦は
カナダのクリスティアン
アダムス。

初登場はジョディの結婚式で
柔と試合した時。

投げ飛ばされて以来、柔との
戦いを望んでいましたが
階級的に富士子さんの
ライバルに。

しかし富士子さんが序盤、
緊張のあまり有効や技ありを
取られたのが響いて敗退。

後半取り返すような
活躍を見せただけに
惜しかった……。

富士子「あたしのオリンピック
終わっちゃ……た……」

実はルール上、準決勝
進出者に敗けた人は
敗者復活戦(=銅メダル
獲得戦)に出場できるのです。

それを確信して目配せ
しあうジョディと
お祖父ちゃんのシーン
お茶目で好きです。

(メタ的に読者には
まだ希望があることを
伝えるシーン)

富士子さんにもう一度
チャンスがあると聞いても
帰ろうと言う両親に

富士子「お土産は……
銅メダルよ。」

と言い切る富士子さんが
素晴らしい。

富士子さんが気弱なのは
両親譲りなようですが
ここでふっ切れるのがいい。

激励に来たさやかさんが
「銅メダルごときに
そんな必死になってたの?」と
素で発言したことで(意訳)

モチベーションも途切れずに
済みました。

悪気は全くないから……。

その頃、風祭さんも
何しに来たんだと
松田さんに言われて

風祭「最後の決着を
つけにきたんですよ」

「まぁ、本気で勝負するほどの
ライバルでもないでしょうけどね」

松田「な……な……
なんだなんだ!?」

本当にわかってない……。

一旦オリンピック会場から
離れたさやかさんは

車内から虎滋郎さんと
フランスのマルソーが
一緒に歩いてるのを目撃。

風祭「考えられるのは
打倒 猪熊柔……」

ここでさやかさんが
フランスで道場破りツアー
中に、稽古相手を務めて
いたのがマルソーだったこと、

稽古時間が終わった後も
虎滋郎が彼女を鍛えて
いたことが明かされます。

折角風祭さんがシリアスな
二枚目モードなのに

もし柔がマルソーに敗けて
銀メダル以下の成績に終わったら
自分の評価は銅メダル以下!?と

勝手に妄想を募らせ、
ショックを受けるさやかさん……。

続きはまたそのうちに。