昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

荒川弘『鋼の錬金術師』その6

ヨキは序盤に自分の地位を悪用して
地元の人を苦しめていたのを
エド錬金術で懲らしめられた
ちょびヒゲの小悪党。

落ちぶれて貧民街にいた時、
お尋ね者のスカーを
利用するつもりが

脅されて利用される
立場に……。

しかしメイとスカーを
結びつける役どころになり、

ヨキ「弱小一族の存亡ってのに
思うところがあるんだろうよ」

無口なスカーに代わって
彼の心の内を解説します。

メイとの出会いが倒れてる
彼女から金目のものを漁ろうと
してパンダに噛まれたとか、

明らかに逆の立場なのに
スカーのことを下僕と
メイに説明したりと

相変わらず清々しいほどに
小物です。

こういうキャラが使い捨てられず、
別の役割で活躍する展開好きです。
なおこの後も(以下略)

スカーがメイのパンダを見て
衝撃を受けるシーンは
ギャグっぽく描かれてますが

全てを捨てた復讐鬼が
「可愛い……!」と人間らしい
反応をする重要な場面でも
ありますね。

その頃エドはアル&ウィンリィ
合流。

アルに「あれ」が母親でなかった
こと、元の体に戻れる可能性を
話します。

アルの記憶はどこにある?

→鎧の中の印は魂を定着
させているに過ぎない

→どこかに肉体が存在する。

これにより、アルは
「自分が失敗したから
母親があんな姿になった」と
いう思い込みと、

それをエドにも言えなかった
罪悪感から解き放たれます。

アル「兄さん ありがとう
ボクは母さんを殺して
いなかった……!」

イズミもエドに電話をかけ、
かつて作り出した「子供」が
自分たち夫婦の特徴を
備えていなかった

=全くの別人という
結論をエドに告げます。

イズミ「救われた気が
するんだ」

「私はあの子を
二度殺していなかった……!」

二人がまた改めて決意した
後の背中を見たウィンリィ

(こんな背中大きかったっけ……?)

までがまるごと名場面!!

その後ホムンクルスをおびき
出すため、エドはわざと街中で
目立つ言動を取ります。

緊迫した場面の前振りのため
あえてコミカルに描かれて
ますが、貴重なギャグ成分や……。
(ほっこり)

続きはまたそのうちに。