昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

板垣巴留『BEASTERS』その3

テム殺しの犯人が判明しても
なかなか直接対決とは
いかず、読者はハラハラ
しっぱなしです。

その間に

・タオの事故を受け、学園側は
肉食草食が入り混じる
部活動の休止を決定。

和まそうとしたトラのビルの
軽口に、ヤギのエルスがキレて

エルス「……弱虫……そんなこと……
どの口が言ってるの……!?」

「その人の悪い所も……
良い所も……全部見えて
くるのが……部活動でしょ……!?」

ビル「本当にごめん!!
抗議してみよう!
俺も部活続けたいよ」

ここほんといいシーンだと思います。

演劇部をはじめ、様々な部が
みんな一緒に部活を続けたいと
結束を強めるのでした。

レゴシと同じ演劇部所属の
ベンガルトラのビルは
基本陽気ないい奴ですが
トラブルメーカーにもなる役割。

重要な役のプレッシャーから
ドーピングとして
ウサギの血を飲み、

レゴシを激高させて舞台上で
殺し合いになるところでした。

ルイもレゴシもわりと
極端に走るキャラなので、

 ビルくらい長所短所ある方が
共感しやすいのかも……。

個人的にビルが割った卵が
通称「ショック卵」という
未熟な雛入りで、

目撃したピナたちと共同で
雛を温めて育てる羽目になる
エピソード好きです。

※雛は後に施設へ渡す。

オスなのに鳥だからって
雛をだっこさせられるアオバ……。

なお部活動停止の発端になった
タオとキビは和解して仲良しに
戻るのがまたいい……。

この二匹は完全に事故でしたが
レゴシが負けてたら喰われる
ところだったピナが、

リズに会いに月2で少年院に
面会に行ったりと
不思議な友情が生まれてるのも
好きです。

こんなふうにレゴシとは
直接関係ないエピソードでも
肉食草食共生の難しさと
素晴らしさとが両方描かれます。

リズとの直接対決の日時を
ルイに伝える際、シシ組に顔が
割れてるレゴシが女装する回は
面白すぎる……。

レゴシ「し……試行錯誤して
会いに来ました」

ルイ(ブ……ッッ殺さないと
暴走し続ける男か!!!)

イブキ(ボスがなんか
デカいメスに狙われてる!!)

続きはまたそのうちに。