最終巻２２巻、発売中!!
アニメも放送中です！
最新作『ボタボタ』も
週刊漫画ゴラクで短期連載開始。
何故ゴラク……？
久しぶりなので解説すると
動物たちが現代の人間のように
暮らす、どこか危うい世界を
主人公の気弱なハイイロオオカミ、
レゴシを中心に描く群像劇。
詳細はボカしますがネタバレに
ご注意ください。
レゴシ視点で見れば一本筋の
長編ストーリーがあるのは
言うまでもないですが、
ヒロインのドワーフウサギのハル、
学園のスターだったアカシカの
ルイといったメインキャラや
普段は脇役ながら１～数話限りで
主役回があるキャラなどの
短編も含めれば
独創的なモザイク画のような
印象がある作品です。
作中では肉食動物・草食動物は
共存しているものの「裏市」と
呼ばれる場所ではひそかに
草食動物の肉が売られていたり、
草食動物に対して肉食動物は
常に「配慮」が求められたりと
どこか歪な社会です。
登場人物全員動物という
極端なデフォルメに隠された
人種差別、男女の意識の
差などを考察するもよし、
レゴシやルイに感情移入して
物語を楽しむもよし。
序盤、レゴシが通う全寮制の
チェリートン学園でアルパカの
テムが何者かに「食殺」されます。
そのため肉食動物を見る
草食たちのまなざしは……。
最初は学園モノかと思ってましたが
・友人たちと裏市に迷い込んだ際、
パンダの精神科医、ゴウヒンと
出会って師弟関係に。
（患者の取り押さえなどで
鍛えられる）
・ヒロインのウサギのハルが
裏市のヤクザ、ライオン集団の
シシ組に攫われ、レゴシと
ゴウヒンが助けに行く。
・その際、別行動で来たルイが
レゴシがとどめを刺さなかった
シシ組ボスを仕留め、新たな
ボスに担ぎ上げられる。
・演劇部でストレッチの最中、
黒ヒョウのタオがアリクイの
キビの腕をもいでしまう事故が
発生。
（タオに悪気はなく、お互い
仲良くコンビを組んでいた）
動揺するタオと仲間たち、
キビはレゴシを指名して
医務室へ。
ここでやっとテム殺しの
犯人が明らかになります。
続きます。
