昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

板垣巴留『BEASTERS』その4

上野科学博物館
「大地のハンター展」と
コラボ中!

期間は3月9日~6月13日まで。

本作の複製原画の展示や
描き下ろしグッズもありますよ♪

記念に続きを語ります。

レゴシVSリズは
ルイの右足と引き換えに
レゴシが勝利します。

しかしルイの同意があっても、
食殺事件を一人で解決しても、

食肉の罪でレゴシには
前科がついてしまいます。

レゴシがパワーアップしなかったら
人質のピナもレゴシも確実に
殺されてたのに理不尽……。

ルイの右足には、幼少時に
裏市で生餌として売られていた
頃の数字の刺青がありました。

足を喰われたことで過去が
文字通り体から消えて

足の痛みでレゴシの危機を
感じるようになるなど
ルイにとっても大きな
出来事となります。

レゴシは学校をやめて
アルバイト生活を開始。

学生寮から安アパートに
引っ越します。

(学園モノじゃなかったのか……!?)と
驚きました。

学園の警備員のロクメさん、
レゴシを応援すると言った
だけで特に何もなかったな……。

しかし社会全般に話が
移っても、草食と肉食の
共存が困難なことに
変りはありません。

レゴシのアパートの隣人、
OL羊のラムの視点から

「草食獣の若い女性社員が
肉食獣の男性社員から
ぞんざいな扱いを受ける」
姿が描かれます。

そうかと思えばゴマフ
アザラシのサグワンさんの

部屋の中で基本裸とか
海の生き物らしい
達観した価値観の持ち主も登場。

サグワンさん、タイとか
仏教国の人っぽい
イメージがありましたが

14巻巻末の創作メモで
スペイン出張した際の
スペイン人の感じがモデルと
書いてあって驚きました。

一見、本筋と関係ない
キャラやエピソードが
増えますが、

後にしっかり伏線として
回収されます。

(だいぶ後に)
サグワンさんが教えてくれた
言葉でレゴシの命が助かったり。

※海の生物とは言語が違う。

そして序盤から語られてきた
「BEASTER」の称号を持つ
ヤフヤが登場。

壮年の黒い牡馬で
通称「黒い悪魔」

ヤフヤはある事情から
レゴシに目をつけていて……。

続きはまたそのうちに。