『仮面の忍者 赤影』（８７～）は
横山光輝原作の時代劇忍者アニメ。
戦国時代を舞台に、赤影たち影一族と
甲賀忍者の幻妖斎率いる悪の教団、
「金目教」との戦いを描きます。
藤吉郎時代の秀吉や織田信長も登場。
６７年に東映で実写テレビドラマ化、
０１年にも『RED SHADOW 赤影』の
タイトルで実写映画も作られた人気作。
原作、実写版、アニメとそれぞれ
設定は異なります。
実写TV版は赤い仮面に髪型
七三分けがなんかシュール……。
アニメ第一話は最年少の青影
（最初の時点では小太郎）の
視点で話が進みます。
この当時、やんちゃな少年の声は
だいたい野沢雅子さん。
「じっちゃん」や猿たちと山奥で
平穏に暮らしていたところ、
忍び同士の戦いを目にします。
「幻妖斎」「金目教」のキーワードが
じっちゃん（影一族の長）から小太郎に
説明され、
忍び装束と「青影」の名を
貰います。
堺の街へ行くよう指示された
青影は山を下り、途中ある村で
金目教の悪事の被害に遭った
子供二人を助けます。
その際に出会ったのが謎の忍び
「赤影」。声は古川登志夫さん。
目元を西洋風の仮面で隠してる
忍者も珍しいですよね。
第一話の時点では詳細は明かされ
ませんが、普段は寺子屋の
ちょっと間抜けな優しい先生。
（赤垣源之介と名乗っている）
忍びの時は凛々しい姿と、二面性の
あるキャラとして描かれます。
EDのカットからすると白フンドシ派。
今観るとマスク・ザ・レッドが
頭をよぎってじわじわ来る……。
また、ライバルキャラとして
敵側の美形剣士「霞丸」が登場。
声は故・塩沢兼人さん。
出て来る時はいつも笛吹いてるので
（和風ヤットデタマン……）と
当時ちょっと思ってました。
哀しい過去持ちで、最後まで
薄幸な人でした。
彼に想いを寄せるくの一、山吹の
存在が霞丸の人間らしい一面を
引き出しているのですが、
常に傍らでじっと見てる演出が
今の感覚だとストーカーっぽい。
デフォルメアイキャッチが
すごく可愛いんですよ。
ED「朝焼けの中で」は何気に名曲です。
