※念のため書いておきますが、女(=スケ)+番長で
スケ番です。
ググってみたら「スケバン」が映像作品に登場したのは
71年『女番長(スケバン)ブルース 牝蜂の逆襲』
(スゴいタイトルだ……)
それ以前だと『女番長 野良猫ロック』(70年)は
「おんなばんちょう」の呼称です。
ちなみに和田アキ子・梶芽衣子主演で、
実写版『ハレンチ学園』の併映とか。
マンガだと車田正美のデビュー作
『スケ番あらし』(73~)
男勝りのヌンチャク使い、荒神山麗ちゃんの
破天荒っぷりやトンデモ展開の謎の熱さと勢いは
後の車田作品にも通じるものがあります。
物静かなお嬢様が一番怖いとか、
巨漢の力持ちタイプはかませになりがちとかも
当時からのお約束でした。
まだ新語のスケ番+当時人気のブルース・
リーからのヌンチャクとは
流行の最先端をいく作品だったんですね。
スケ番が登場する作品で最も有名なのは
和田慎二『スケバン刑事』(75年~)でしょう。
最強スケ番・麻宮サキは死刑囚の母親の
死刑執行を回避するため、
暗闇警視と取引し、刑事となって
学園内に潜入することになります。
85~87年にかけて実写ドラマにもなってますが
原作とは全くの別物です。
(あんな強烈な話が実写化できるか!!)
この時は斉藤由貴→南野陽子→浅香唯と当時の
人気アイドルが次々に麻宮サキを演じて
その後も2006年に松浦亜弥で実写映画になったり
パチンコになったりと根強い人気作です。
セーラー服+ヨーヨー使いのスケ番+刑事は
ある意味最強のエポックメイキングだったのかも。
他作品でも、ヨーヨーのように武器ではないものを
武器として使うスケ番が続出しました。
初代・斉藤由貴の決め台詞が「てめぇら、許さねえ!」
二代目・南野陽子「おまんら、許さんぜよ!」
鉄仮面+セーラー服のスケ番+
土佐弁って、設定盛りすぎてない……?
こちらは三姉妹+忍者設定。
なお宮崎弁は三女のみ。
長くなりますのでまた次回。