昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

内藤泰弘『血界戦線』その1

血界戦線(けっかいせんせん 08~)
一夜にして人間界と異界が交差する危険な街となった
かつてのニューヨーク、今は「ヘルサレムズ・
ロット」を舞台に

特殊能力で魔界の住人と戦い、ひそかに
街を護る「秘密結社ライブラ」の活躍を
描いたアクション漫画です。

別名:「技名を叫んでから殴る漫画」

画数が多い+ルビいっぱいの技名も
ド派手な演出も厨二心をくすぐ超カッコいい。

シリアスで壮大なバトルになりそうな
凝った設定を利用した、ドタバタ日常
コメディの時もあります。

15年、17年にTVアニメ化しました。
ED「シュガーソングとビターステップ」は
動きと曲含めて神。

釘宮さん演じるブラックとホワイトが
アニメオリジナルキャラだと後で知って
驚いた……。

第一話で主人公レオナルド・ウォッチ
(通称レオ)は人違いから「ライブラ」の
ザップ・レンフロと接触

レオの持つ、全てを見通す「神々の義眼」の
能力を見込まれて構成員になります。

この義眼はある日突然、異界の存在によって
「兄妹どちらかの視力を対価として与える」と
言われたもの。

兄のレオが竦んでいる間に、車椅子の妹・
ミシェーラが自ら失明を選択します。

レオはそれを深く悔い、妹の目を治す方法を
探るために危険な街へ来たのでした。

チートアイテム「神々の義眼」を所持していても
戦闘能力もなく、気弱でお人好しのレオ。

そんな常識人の彼の視点だからこそ
ライブラの人々の超人っぷりが
際立つわけです。

メンバー内でレオとの絡みが一番多いのは
最初に出会ったザップ。

銀髪褐色肌の美形でCV中井和哉さんで
めちゃくちゃ強い描写があるのに
なんであんなに残念キャラなの……。

そして何故首領のクラウスに
勝てないケンカを売り続けるのか……。

クラウスが妹を護れなかったことを
悔いるレオに言った

「光に向かって 一歩でも
進もうとしている限り

人間の魂が真に敗北することなど
断じて無い」

は名言です。

この言葉を胸にレオが単独で強敵に
立ち向かう、10巻ラストエピソードは
超熱いです!!

続きます。

血界戦線 10 ―妖眼幻視行― (ジャンプコミックス)

血界戦線 10 ―妖眼幻視行― (ジャンプコミックス)

  • 作者:内藤 泰弘
  • 発売日: 2015/04/03
  • メディア: コミック