昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

(原作)白井カイウ・(作画)出水ぽすか『約束のネバーランド』その2

この作品は複数の章に分かれており、
序盤は「GF脱出編」となります。

※謎解きの楽しみもあるので
なるたけボカして語ります。

ママ・イザベラはいわば中ボス的存在
なので、本心ではどう思っているのか、
何をするつもりかはなかなか明かされません。

そのため自由自在に動けて表情豊かな
シスター・クローネは便利なキャラでした。

クローネはイザベラを引きずりおろして
取って代わる気満々。

エマたちの脱走成功はイザベラの失点なので
すすんで情報提供したり、弱点を指摘して
くれたりします。

しかしイザベラ排除の目的を達成すれば
エマたちも出荷するつもりでした。

表情豊かなぶん、憎めない愛嬌の持ち主でもあり
ホラーじみた言動がハマって
忘れ難いキャラに……。

また、GFでは誰もが当然と思っている
エマたちの飛び抜けた頭の良さ、
身体能力の高さなどの驚き役でも
ありました。

(鬼ごっこ一つで、身体能力だけでなく
頭の良さまで伝わる演出も素晴らしい)

同時に子供たちの前では出さない
イザベラの裏の顔や底知れない
恐ろしさを読者に見せる役割も。

更には外の世界で人間がどう管理されて
いるかを伝えるなど、重要なキャラでした。

・そしてエマたちが知恵を絞った結果、
子供たちの中に「内通者がいる」

・味方に引き入れた年下の仲間、
ドンとギルダがどこまで信用できるのか

・ギルダに揺さぶりをかけるクローネ

・ママの地下室に忍び込むドンとギルダ

・近づいてくる「出荷時期」

など、選択を間違えれば死が待つ
ハラハラドキドキの展開が次々と。

そして意外な内通者は……!!!(秘密)

ノーマン「今度は僕のスパイになってよ」

エマ「私はその子を信じたい!」

ええ子たちや……。

内通者にも事情があり、
その人物はママに対しても
「最強のカード」となります。

色々暗躍したクローネですが、やはり
イザベラの方が上手でした。

決して味方ではなかったとはいえ
脱走後の子供たちを導いてくれるアイテムが
彼女が遺したものだというのがいいですね。

続きはまた後日。