田宮良子が学校を去った後、新一の両親が旅行中、
母親が寄生生物に襲われます。
(別の場所で交通事故に遭った寄生生物が
新たに乗り換える体を必要としたため)
母親の体を乗っ取った「母親もどき」は
姿を見られた父親を始末しようと
自宅へやって来て、新一と鉢合わせ。
タイミング悪くケンカ中だったこともあり
ミギーの忠告を聞かず、新一は瀕死の重傷を負います。
シルエットですが母親の顔がぐにゃりと
歪み、刃と化して自分の心臓を貫くとか
母親の顔から目をそらしても、
自分を救ったせいで負った火傷の跡が
見えるとか、作者はドSすぎる……。
「母親もどき」は完全にとどめを刺さずに
去ったので、ミギーは自分を心臓と一体化させ、
なんとか新一の命を繋ぎ留めます。
そのかわり、一日4時間ほど深い眠りにつく
無防備な時間が生まれることに。
新一は父親からケガで入院したとの連絡を受け、
着替えなどを持って旅行先の伊豆へ。
その頃父親は病室で警察に質問される中、
自分が妻を突き落としたと思われていることに
気付きます。
「信じてもらえるはずもない」からと
父親も新一も、一番つらい時に本当のことが
言えないというしんどい状況。
そんな中、遂に敵が現れた……!?と
見せかけての宇田さん&ジョーが登場。
新一&ミギー同様、脳でない場所に寄生したため
共生可能になったコンビです。上あごだからジョー。
事情を知った宇田さんは深く同情し、
頼れる協力者になってくれます。
自ら戦いたがるキャラではないのに
「こいつは……もちろんきみの
おかあさんなんかじゃない
……でも やっぱりきみがやっちゃ……
いけない気がする」
と、新一のかわりに母親もどきに
とどめを刺します
いい人だ……。
同じ頃「田宮良子」は新一&ミギーの
観察を「島田秀雄」に依頼したり、
市長の広川と組んで、仲間たちと共同の
「エサ場」を作ったりと
寄生生物同士手を組もうとするのですが
うまくいきません。
そして人間たちもまた謎の人喰い生物への
対策や研究を重ねていました……。