この作品の面白さは各都道府県の名産を
使った大真面目なバトル。
前回も少し書きましたが
広島さん「金色の弾丸(バレット・オブ・パンケイク)」
(銃弾が麺になって絡みつく)
鳥取さん「う……歯ごたえのありそうな焼きそば麺と
香ばしい多重構造の具材に挟まれて身動きが……」
広島さん「今 お前を覆ってるソレの名前は何でしょう?」
また、県同士の親密度がMAXになると
合体技も使えます。
バトルは1対1、2対2、2対1など
少人数で行われますが、見物だけなら
問題ないので
ゆる神が多く登場するほどツッコミが
冴えわたります。
徳島さんVS大阪さんのバトルでは
すだちを使った技を使い、
すだちの万能さを熱く説く徳島さんに
大分さんが(健康にいい緑色の柑橘類って)
「かぼすじゃん」
とツッコんでしまった後の皆の
一瞬の間……。
徳島さんはキレるわ、大阪さんはそれを
見て気弱な口調になるわでカオス。
沖縄さんVS宮崎さんの対決中に
マンゴーの女神が現れ、二人が
和解するくだりでは
感涙する福岡・熊本・長崎さんに
もうツッコむ気力もなくした
広島・山口・岡山さんの対比に
じわじわきました。
ご当地ネタもかなり細かく、
熊本さんに「県庁に来い」と
呼び出された鳥取さんが
「県庁=繁華街にあるはず」という
思い込みで熊本きっての繁華街・
下通りでたまたま出会った人に道を尋ねます。
熊本在住なら(何故下通りで
県庁への道を訊く!?)と
驚くところですね。
悪気がないとはいえ、熊本さんを前に
「九州のNo.1って福岡ですよね?」
それは熊本名産・辛子蓮根を
口に突っ込まれても仕方ない!!
ゆる神たちは基本温厚な性格ですが、
ご当地ネタの地雷も持ち合わせています。
愉快なバトルを繰り広げながらも物語は
「この戦いを画策した黒幕」を探して進んでいきます。
東京さんの体の不調や、怪文書の犯人を
名乗り出た高知さんの真意は!?
続きはまた後日。