昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

高橋よしひろ『銀牙 流れ星銀』その6

銀たちが赤カブトを倒したという情報は
富士の樹海に棲む狼たちのもとまで届いて
いました。(ツッ込まずに流してください)

「絶・天狼抜刀牙」を使った犬を探せという
指令を受け、狼たちが動き出します。

故郷に戻った四国のビルや北海道の白狼たちが襲われ、
その傷跡は抜刀牙に酷似していました。

竜巻を操る「烈・幻夢抜刀牙」使いの烈牙は
二子峠に現れ、クロスと子供たちを連れ去ります。

(※ビルや白狼を襲った狼と、クロスを攫った狼は
実は別の勢力)

銀たちも後を追いますが、富士の樹海に響き渡る
呪文を唱えながら泣く狼たちのインパクトが強すぎる……。

(関係ないけど、同時期の『聖闘士星矢』でも
暗黒聖闘士ととの死闘の舞台は富士地下の風穴でした)

なお絶・天狼抜刀牙は風牙が群れを脱走した際、
リキに助けられたお礼に伝授したもの。

 それにしても

ベン「わずか数分の間だが心眼を開こうと
神経を使いすぎこのザマだ」

「闘気とは潜在的にだれの体にもねむっているもの
しかし心・技・体が一体となって
闘気は力となり 眼となりうるのだ」

……ベンは本当に何者なの……?

それはともかく、奥羽軍と狼たちの間で
戦いが繰り広げられますが

諸悪の根源のラスボスと思われていた
白い狼・呪(のろい)が実は裏切り者で
真の敵は別にいたという展開に。

奥羽軍は狼たちと共闘し、赤目やベン、
黒虎までも抜刀牙使いとなり

今度は北海道の地底帝国で、皇帝ガイア率いる
魔界十人衆や帝国側の「真の八犬士」と
戦うことになります。

ビルや白狼を襲ったのはこっちの連中でした。

八種類の抜刀牙、頑張って覚えた人も多いはず。

全ての戦いが終わった後は生き残った狼たちと
共に二子峠に戻ります。

ラストは竹田のじっさまの最期に
銀が立ち会います。

じっさまの銃の音で銀を呼んでくれる秀俊先生優しい……。

家族がいる描写が今まで一切なかったじっさまですが
村人全員が葬儀に集まり、犬たちが揃って見送る
シーンが実にいいんですよ……。

続編『WEED』に関してはまた後日。

銀牙―流れ星 銀― 第1巻

銀牙―流れ星 銀― 第1巻