昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

長田悠幸・町田一八『SIORI EXPERIENCE』その2

マンガで「音」を表現するのは
とても難しいと思いますが

この作品の音楽を聴いた時の衝撃や感動の
演出は、それはそれは素晴らしい。

しかもキャラがセリフで解説することなく
「音に圧倒される感覚が絵で伝わる」

読んでるとぞわぞわ鳥肌が立ちます。

勿論、その演出にはそれまでのエピソードの
積み重ねも含まれます。

紫織以下、軽音部のメンバーは多少の経験は
あってもまだまだ素人同然。

その彼らが試練や特訓の果てに
「何か」を掴んで成長していきます。

決してスムーズに話は進まず、
他者の妨害も、打ちのめされるようなことも
次々に起こります。

泥臭く、汗と涙に塗れる姿は
まさにスポ根……!!

個人的に、ドラムの台場くんが
リズムには「裏拍」と「表拍」があると知って
そればかり考えていてる時に

台場「俺は今“裏”に集中したいからヘンな音で
部屋に入ってくんなよな」

と母親に言ったら誤解され、父親まで巻き込んで
家族会議になったエピソードは笑いました。

パパの台場監督、すごく真面目な人なんですが
「裏」って聞いたらエロい方を連想しますよね……。

あとベテラン大工さんの釘打つ音に
感動して拝んでた。

そういうコミカルなシーンも結構ありますが
シリアスな時は本当に真剣です。

台詞回しも素晴らしく

ジミ「正解のねぇ死ぬほど過酷なこの無限地獄が」

「まるで天国みたいだって?」

「だろ?」「だからやめられねぇのさ 
死んじまった今でもな」

ただでさえぞわぞわくる覚醒シーンを〆る
粋な言葉のチョイスがたまりません。

現在は新メンバーも加わってコンテスト参加中ですが

そもそも「契約」とは何か?という謎の方も
じわじわ明かされてきています。

紫織と同じように「契約」でカート・
コバーンの霊が憑いてるキャラも登場。

自分と組まないか?と言われた
ジミヘンの返事の仕方が予想外すぎて
目が点になった……。

(ぜひ読んで確かめてください)

勝手気ままなおじさんですが
紫織とはいい師弟関係です。

まだまだ語り足りないので、続きはそのうちに。