前回「旅アニメ」を思い出してた時に
『トンデラハウスの大冒険』は旅アニメに
入れるべきか?と考えてたら
他にもいくつか似た傾向の作品があるので
教養アニメというカテゴリで語ることにしました。
この当時は完全にアニメ=子供向けでしたので
円盤売り上げにこだわらず、教育を目的とした
作品が結構あったのです。
『トンデラハウスの大冒険』(82~)は
博士と少年二人&少女一人&ロボットの
4人と一体で、家ごと新約聖書の世界へ
タイムスリップするお話です。
一度観たら忘れられないOPが特徴的。
曲もそうですが、キャラより家の方が
カットが多いって……。
マグダラのマリアが髪に香油をつけ、イエスの足を
拭うシーンは、子供心に「何やってんの!?」と
驚いたものです。
『トンデラハウス』は二作目で、
一作目は『アニメ親子劇場』(81~)
新約と旧約の世界を旅します。
三作目は『パソコントラベル探偵団』(83~)
キャラクターと設定は『アニメ親子劇場』を
引き継いでおり、続編となっています。
通称「タツノコ聖書三部作』
『まんがはじめて物語』(78~)は実写とアニメと
両方のパートを組み合わせ、ものごとの起源や歴史を
子供向けにわかりやすく説明する作品でした。
「ヒヤヒヤドキッチョのモ~グタン♪」という
呪文と、モグタンというピンクのカバに似た生き物を
覚えている人は昭和生まれ。
『ミームいろいろ夢の旅』(83~)
こちらはアニメのみで、科学知識を子供向けに
わかりやすく説明する作品。
今見るとミームだいぶ不気味……。
『まんが日本史』(83~)
古代から戊辰戦争までを学習漫画的に
ダイジェストで描いたアニメ。
あと特徴として、ずっと出ずっぱりの主要キャラは
あくまで解説や傍観者の役どころで、
物語の人間関係には深く関わってきません。
今はこういう教育目的のアニメは
なくなっちゃいましたね……。
医療科学がテーマのSFアニメ
『ワンダービートS(スクランブル)』(86~)
が最後でしょうか。
時代は22世紀、医療チームが小さくなって
人体の中へ入って宇宙人と戦うお話ですが
OP・ED共に秀逸でした。
色んなジャンルを知るきっかけを与えてくれて
ありがとうと心からお礼を言いたい。