昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

市川春子『宝石の国』その2

宝石の国の魅力の一つが、
個性豊かなキャラたち。

好戦的で高圧的ながら、相手にアドバイスできるほど
戦いの最中にも周りをよく見てるボルツ。
(=黒ダイヤ)

ダイヤがピンチの時に「兄ちゃん!」と叫んだ時は
とっても萌えました。

宝石たちが壊れた時に組み立ててくれる
マッド気味のドクター、ルチルもいいキャラです。

月人が落とした謎の増えるもふもふ、
ボルツさえ斬るのをためらったのに

あっさり真っ二つにしてしまう見事な神経。

ルチルの医術(=組み立て)の腕が磨かれたのは、
蘇らせたいパートナー、パパラチアのためと
いうのも萌えポイント高し。

パパラチアは体に無数の穴が開いていて
それを埋めるためにルチルはひたすら
施術という名の複雑なパズルを繰り返しています。

(フォスもそうだったように、拒絶反応がなければ
別の宝石を混ぜても代用できます)

基本眠っていますが、目覚めた時の華やかさや
存在感はその名に相応しいものがありました。

※パパラチア・サファイアは幻の宝石とも
呼ばれる最高級の宝石。色は赤~オレンジ系統。

「たとえば俺はルチルに 俺のパズルを諦めて
ほしいと思ってる。ラクさせてやりたいんだ」

「でもあいつはどう受け取るだろうな。

清く正しい本当が 辺り一面を傷つけ
全く予想外に変貌させるかもしれない

だから冷静に 慎重にな」

朴さんの声で言われると、深みがハンパねぇ……!!

フォスがはじめて誰かのためになることをしようと
思ったきっかけでもあるシンシャも素晴らしいキャラです。

※シンシャ=辰砂、水銀

生まれ持った毒液のせいで、皆と距離を置いて
一人洞窟に暮らし

仕事も、一度も月人が訪れない夜の見回りを選んでいます。

そっけない態度なのに、何度も助けてくれて
フォスとの約束を一言一句覚えてたとか
ツンデレの鑑か!!

フォスのことを信じたいけど期待して裏切られたらと
葛藤する姿が可愛いやら萌えるやら。

アニメ二期、やってくれないかな……。