『三軍神参上!』(82~)は下河原高校を舞台に
柔道の新吾、空手の京介、剣道の冷四郎の三人、
通称「三軍神」がケンカにスポーツに人情話に
ラブコメにと大活躍する、ドタバタ学園モノです。
最初は京介が大阪から「新吾と冷四郎を倒しに」
転校してきたと宣言、決闘騒ぎに。
その頃、新吾の幼なじみ、美久里ことビックリが
逃走中の覆面強盗とぶつかって素顔を見てしまい、
捕えられてしまいます。
決闘を始める直前に美久里の飼い猫が
飼い主の危機を新吾に伝えるために騒ぎ、
結果、3人で強盗を撃退。駆けつけた警官に
「下河原の三軍神」と名付けられるのでした。
以降、3人ワンセットの扱いとなるのですが
成績トップクラスで実は財閥のお坊ちゃん、
女装も違和感なくこなすメガネの冷四郎。
コテコテの大阪弁に下駄履きのバンカラ男ながら、
帰化人の両親を持つ長身に金髪碧眼の京介。
両親をなくし、父の後輩だった「大あんちゃん」と
二人暮らしの、小柄でやんちゃな主人公気質の新吾。
全く個性の違う3人が時にケンカしつつも
支え合う、和気藹々の感じがすごく素敵な作品です。
キレのいいボケツッコミもまた魅力でもあり
個人的には6巻、赤点取った京介が空手師範の
ママとの稽古+説教シーンが好きすぎて
子供の頃、声に出して朗読してたのは内緒です。
「かあちゃん、前のテストよか5点上がったやんけー!」
「-30点がー25点になったゆーて、いばれることか
どアホ―ーーッ!!」
京介はケンカ禁止令を出され、
両手首に手錠まではめられてしまうのですが
こんな時に限って悪い奴らにケンカを売られ
三軍神揃って大暴れ展開はお約束。
冷四郎も何かと女装だの災難に見舞われてましたね。
特に冷四郎の姉が婚約者とケンカしたまま見合いを
引き受けたはいいが、いざとなると嫌になって
弟に身代わりを頼み
それを知るはずもない婚約者が乗り込んで
姉(=冷四郎)を奪還、キスするという
何とも気の毒な回が。
まだ書き足りないので続きはまた明日。