昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『新・コータローまかりとおる!』鮫島春樹

『新・コータローまかりとおる!(94~)
女好きの長髪の空手使い・新堂巧太郎が
やりたい放題まかり通る、コメディ多めの
格闘マンガ『コータローまかりとおる!』の
柔道編です。

今回は鮫島春樹ことハルちゃんについて
語ります。萌えキャラですよね。

「新~」では巧太郎が
幼なじみの渡瀬真由美と共に

新キャラの柔道少女・三船クミ、
気弱な柔道少年・三四郎とチームを組んで
校内の大会に出場することになります。

ハルちゃんは途中参加メンバーで
元チーマーの頭(懐かしい響き……)

彼の父親は第13柔道部顧問。通称
「ぶっこわし柔道」と呼ばれる反則上等の
物騒な柔道をやっていました。

登場したての頃は荒れていて、ヤクザ
相手でもケンカを売る狂犬タイプでしたが
諸事情あって改心、だいぶ丸くなりました。

パパが指導者なこともあって、教え方も
解説も上手。

反発しまくってる割にはボキャブラリーが
古風で、影響をしっかり受けてます。

要するにやさぐれファザコンなんですよね。

メインキャラの大半がボケなので
貴重なツッコミ要員でもあります。

グレてる間に体力が落ちていて
それが弱点と言われてましたが

後百太郎(うしろの ももたろう)との
レギュラー争いに必死に食らいつき
モモちゃんも認めるド根性を見せます。

帝国柔道部戦では反則してきた相手に対して
あくまでも正々堂々と戦い

やがて「ぶっこわし柔道」の本質に
辿り着きます。

第13柔道部にはパパに心酔しきっている部長・
竜野新吾くんがいて、ハルちゃんとはケンカが
絶えませんでしたが、

たまに同じタイミングでパパの言葉を引用して
気まずい雰囲気になってるのも
かえって仲良しに見えます。

そんな竜野くんを倒し「残心」を実践した後に
パパから「99点だ」と認められた後の
涙シーンは胸が熱くなりましたよ……!!!

その後ハルちゃんは竜野くんの不器用な
説得で第13に戻り、

竜野くんや醍醐くんとほっこり愉快な
ボケツッコミを繰り広げるのでした。

名作ですよね『コータロー』(だから続きを……)