拳と拳で語り合う番長たちと違い、スケ番は
結構な確率で武器を持っています。
『愛と誠』の高原由紀はナイフ使い。
『スケ番あらし』の麗ちゃんはヌンチャク使い。
『スケ番刑事』麻宮サキはヨーヨー使い。
海槌三姉妹は蛇使いでした。
『あいつがＨＥＲＯ！』スケ番お京はカミソリの
替え刃を持っており（剣道も強い）
『ガクエン情報部H.I.P』の元スケ番
シャーペンの遊子の武器は文字通りシャーペンです。
『花のあすか組！』のあすかはブラックジャックや金貨。
他のキャラもホッチキスだのカミソリだのカラスだの
色々とり揃っております。
実写ドラマ番『スケバン刑事』では
南野陽子演じる二代目の仲間が
ビー玉お京と琴の爪を使う雪乃。
三代目の姉二人、由花は折鶴、由真はリリアンの糸を
武器として使っています。
『セーラー服反逆同盟』（８６年）は正確には
変装のためのスケ番コスですが、
チェーンで戦うキャラは確かにいました。
白いセーラー服姿の中山美穂の武器が
赤いバラだったことを
覚えてる人はどのくらいいるでしょうか。
主題歌『SHADOW OF LOVE』は名曲。
ついでに『ポニーテールはふりむかない』の
ヒロインの武器はドラムスティック。
この時期のドラマは、どこまで武器らしくない武器を
使えるか実験でもしてたのでしょうか？
『血まみれスケバン・チェーンソー』は
チェーンソーを振り回して改造死体を相手に
戦うスケバンです。
『奇面組』の天野邪子、
『舞子の詩』スケバンお夏
『クレヨンしんちゃん』の埼玉紅さそり隊は
武器は持っていません。
意外と木刀やチェーンを武器にしてる人は
少ない印象ですね。
本来は「女番長」＝スケバンも
時代を経るごとに意味が変わり、
作品によっては、単にとっつきにくい
性格の女性キャラまで
誤解から周囲に恐れられ、
スケバン扱いされたりもしてました。
何にしても、折角７０年代から存在する
キャラクターです。
個人的には消えてほしくないので、
まだまだ頑張ってほしいものです。
