昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『鎧伝サムライトルーパー』その1

鎧伝サムライトルーパー(88~)は聖闘士星矢
影響を受けて「美少年プロテクターもの」が幾つか
作られた時期の大ヒット作品です。

ただし本来のターゲットだった子供にではなく、
中高生以上の女子層に刺さり、様々な伝説が生まれました。

あらすじは妖邪界の帝王・阿羅醐(アラゴ)が妖邪を率いて
人間界を侵略しようとするのを、伝説の鎧擬亜(よろいギア)を
まとう5人の「サムライトルーパー」たちが阻止するお話。

聖闘士星矢』を和風にして「八犬伝」の
設定を足した感じ。

鎧をまとう際、仁・義・礼・智・信の珠を握って
(額にも文字が浮かぶ)
武装、○○ーーー!!」と叫んでポーズを決めると

鼓の音をBGMに反物と桜が舞う変身バンクは
当時マネする女子が大量に出たものです。

舞台は現代日本で、第一話では新宿に5人が
集まるところから始まります。

しかし皆ラスボスに吹っ飛ばされ、
主人公・烈火のリョウがヒロインたちと共に
各地に散った仲間探しの旅へ。

 当然邪魔をしに来る敵の幹部「四魔将」も含め、
各キャラの関係性、因縁、掘り下げをした上で

2クール目以降から話は動き始めます。

こういう展開が許されるのも一年間の放送が多かった
昭和ならではです。

 

私はこの頃アニメディアを買っていましたが、
トルーパーは地元で放送してなかったので

本編でなく「アニパロコミックス」や
アンソロジーなどの

よく悩む虚弱体質のリョウ、案外毒舌のシン、
偉そうな天然のセイジ、音痴でねぼすけのトウマと
本編をもとにした二次創作からハマったようなものです。

※後から本編見たけど、だいたい合ってた。

当時のブームはすさまじく、バブル期だった
こともあり、関連作品も出まくりました。

キャラソンやドラマCD、カセットコレクション
設定集などのムック本、アンソロジー、グッズの数々は
相当日本経済に貢献したはず。

 アニメディアなんか5人のヌードポスターまでついてました。

とても一度では語りきれないので、また次回。