昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『鎧伝サムライトルーパー』その2

トルーパーの大ヒットの理由はまず
個性豊かな美形キャラクターとその関係性。

リョウとシン、シンとシュウ、セイジとトウマなど
何かとコンビを組むことが多く
そこに色んな妄想が入り込む余地がありました。

また、敵幹部の四魔将も
序盤に鬼魔将・朱天童子が仮面を割られたことで

魔将たちも実は人間であり、
鎧もトルーパーと同じものであると判明します。
(額に忠・孝・悌・忍の文字が浮かぶのも同じ)

光輪のセイジVS闇魔将・悪奴弥守(アヌビス)
水滸のシンVS毒魔将・那唖挫(ナアザ)
金剛のシュウVS幻魔将・螺呪羅(ラジュラ)

性格・属性が対極な宿敵との戦いは
ストーリーを盛り上げました。

 実は四魔将(特にアヌビス)が好きなんですが、
賛同してくれる人があまりいない……。

 

トルーパーといえばキャラソンCD
『きみを眠らせない』でのセイジとトウマの
デュエット曲「COOL MOON」

この曲のせいでトウマに音痴設定が
つけられました。
これはこれで味があって好きですよ。

同アルバムに収録されている
「ミッドナイトパーティ」の間奏部分で

メインキャラが焼肉をしている設定の中
セイジ役・中村大樹さんが
「私はカボチャが好きだ」と言ったため

ファンから大量にカボチャに関係するものが
送られてしまったのは語り草になっています。

 

メインキャスト5人のユニット「NG5」人気も凄まじく、
後の声優ブームの先駆けとなりました。

それ以前から声優ブームはありましたが
それぞれ単発の人気で、

NG5以降、声優=アイドルの道が完全に開通した感じです。

また、前述の「個性豊かな美形キャラクターとその関係性」
を強調したアニメも以降、増えていきます。

ガンダムW』『ダグオン』『超者ライディーン……。
「美形」を抜いても個性と関係性だけで人気アニメは成立することを
証明したのはおそ松さんでした。

これほど影響を与えながらも
本命であるオモチャは売れなかったというのは
全く世の中は不思議なものですね。