『ザ・モモタロウ』(87年連載開始)は
桃太郎の子孫のプロレスラー、ザ・モモタロウが
活躍するコメディ多めの格闘マンガです。
メインキャラには
金太郎頭でコスチュームに○に金の字がデカデカと
書かれてる「サカタ・ザ・ゴージャス・キンタロウ」こと
通称キンちゃん。
「牛若丸」モチーフのギャグキャラ牛バカ丸と
その忠臣にして渋いパワーファイター、
ザ・グレート・ベンケー。
浦島太郎の子孫でムー帝国王子、ウラシマ・まりん。
序盤の敵としてアカオニ・トム&アオオニ・マイクの
バカオニ兄弟などおとぎ話・昔話モチーフの
魅力的なキャラが多数出てきます。
いつも思うけど、キンちゃんのあの頭とコス、
まりんちゃんのちょんまげヘルメットでも
イケメンに見えるのは本当に不思議……。
ジャンプ作品、しかもプロレスものなので
基本戦ってばかりですが
試合の合間にもハイテンションなギャグが
テンポよく挟まれるのがこの作品の特徴。
個人的にバカオニ兄弟VSモモキンズ(第二話)
キンちゃんの頭で回るブレイクダンス状態の蹴り技、
アシガラ・スピンキックからの
モモ「かくも不思議な人間ゴマでございますっ!」
(中略)
キン「何が北京ダックさん(28)だっ!!」
の流れは神がかってるとしか言いようがない。
「何てこった、こいつは伝説になるぜ……!」
(BYホウオウソルジャー)
と思った瞬間でした。
モモタロウのギャグ状態(?)謎生物もんがーとか
ギャグ担当牛バカ&キンちゃんパパの
話の腰を折りまくる怒涛のギャグとか、
80年代後半、特に濃厚かつ伝説クラスの
作品が並ぶジャンプに相応しい、
素晴らしい作品でした。
先日『仮面ライダービルド』とプロレスが
コラボしてる番組がありまして、
今、プロレスブームなんだそうです。
ならば今こそモモタロウのアニメ化を!!
「おしーり ふーりふーり もんがもんがー♪」を
音声と動きつきで観てみたい…………ッ!!
七尺兄弟の「ワンツー・ハイ」も!!
切に切に願っております(懇願