昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

メノタ『メリー・ウィッチーズ・ライフ』その1(1巻感想)

『メリー・ウィッチーズ・
ライフ ベルバジルの
3人の未亡人』(22~)は

架空の村ベルバジルで
夫を亡くした魔女の
ゾーイが、

未亡人仲間のイライザ、
シィシカと共に魔法で
夫を蘇らせようとする
お話。

ほのぼの風味でありながらも
秘密を持ってる住人がいて

村ごと何かありそうな
ミステリアスな雰囲気も
ある、不思議な物語です。

冒頭はゾーイの夫、
クライブの葬儀から。

ゾーイ「安心して……
私もすぐにいくからね」

化粧してグラスを飲み干し、
置き手紙を残して館を
出ていくゾーイ。

家や散歩道にも内心で
別れを告げ、行き先は
高い崖の上……。

(さよなら
ベルバジル村)

(すぐに会えるわ
クライブ……)

ところが行く先々で
さめざめと泣いてる
コガネムシに出くわします。

ゾーイ「~~~ねぇ!
ちょっとあなた
なんなの!?」

流石にキレ気味で
尋ねたところ

「きっ 聞いて
ください~~~」

オパールコガネムシ
イライザは

「愛する夫が虫取り網に
食べられてしまった」と
涙ながらに語ります。

イライザ「いっそ私も
死のうと想い出の場所を
巡りながらここまで
来たの」

ゾーイ「まさか私と同じ
立場の虫と出会える
なんて……」

今度はゾーイがイライザに
語り始めます。

ゾーイ「始まりは
10か月前……」

・住んでた島から
友人のシィシカと共に
こっそり船で家出
してきた。

・陸地に辿り着いて
浜辺で休んでた時に
彼女を見つけたのが
クライブ。

・彼の勧めもあって
そのまま彼の家で
暮らします。

(シィシカは村の
雑貨屋で働くことに)

・やがてクライブが
ゾーイにプロポーズ。

この時、ゾーイは
ためらいながら彼に
秘密を打ち明けます。

実はゾーイは魔女
だったのです。

気味悪がられるんじゃ
ないかと怯えつつの
告白だったのに

クライブ「すごい!
すごいよ!
素晴らしい!」

「どんな君も君さ
秘密を打ち明けて
くれて嬉しいんだ」

いい人だ……。

年寄りの多い田舎の
村ということもあり
他の人には秘密と
いうことに。

新婚の二人は仲良く
暮らしていましたが

クライブは不幸な事故で
帰らぬ人に……。

続きます。