昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『王様戦隊キングオージャー』その53(37話感想2)

17年前、若き日のカグラギと
セーラー服姿の妹スズメ。

当時のカグラギは
一介の農民でした。

彼の作った米を食べて
絶賛するイロキ。

イロキ「お前、
野心はあるか?」

カグラギ「土に塗れて
一生を終えれば
それが本望です」

しかしイロキは城に
通って自分のもとで
王殿を学べと命令。

「認めてくださったの
ですよ」とスズメも
後押しします。

理由を訊かれて

イロキ「馬鹿正直は
裏切らんからなぁ!」

回想終了。

カグラギ「……ですが
“神の怒り”が全てを
変えたのです!」

「前王殿がこの時食料を
独り占めして民を飢えさせ、
革命が起きた」と
以前から語られていました。

遂に真相が今回明らかに。

イロキに怒る人々を宥め、
カグラギは彼女を説得しに
行くが……

ふらふらと呆然自失で
燃える城から出てくる
カグラギの手が血に
染まっていたことから

スズメは「兄が
王殿を討った」と皆に
宣言する……。

時系列は戻り、

ギラたち3人に炊きたての
お米の匂いをかがせる
グローディ。

(ジェラミーは3人の
下敷きにされてる)

シリアスが極まる前に
お子様が退屈しないよう
ギャグを挟まないと……。

グローディからおにぎりを
差し出されるギラ&ヤンマ。

ヒメノ「このおにぎり、
スコピの匂いがする!」

※ゴッドスコーピオンの愛称
=つまり毒入りということ。

ヤンマ「食いもんの
恨みはこえーぞ」

(泣くギラとヤンマ)

人間態から本性を現した
グローディと戦闘開始。

”神の怒り”の際、グローディは
イシャバーナで国王夫妻を
毒で殺害したように

トウフ国では米に毒を仕込み
ましたが、気付いたイロキは
国民には渡さず、

城に米を溜めこんで放火。
カグラギの前で口にして
死んだのが真相でした。

「斬れ」と命じたのは
楽にしろという意味でしたが
当時のカグラギには
できなかったのです。

だから「裏切り者」と言った……。

カグラギ「ずっと己に
問うてきました。
少しずつ心を黒く染め……」

より黒く染まることを決意
するカグラギ。

米作りと正直さが取り柄の
朴訥な青年が、こんなにも
見事な腹黒に……。

ますます好きになりました。

続きはまた後日。