昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

服部昇大『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』その1

『邦画プレゼン女子高生 
邦キチ!映子さん』(17~)
その名の通り邦画キチ大好きな
映子さんが、独特のユニークな
視点で邦画を熱く語るマンガです。

語られる人は主に彼女が
所属する「映画について
語る若人の部」部長、
小谷洋一くん。

部長(ちょっとニヒルな17歳だ)

映子ちゃんにはツッコミ役
ですが、彼も大分変な人
なのが分かりますね。

今時、先が二又に分かれた
草くわえてたり、絵柄も演出も
昭和っぽいのがじわじわきます。

基本の展開は部長が最近の
人気作(主にハリウッド映画)に
ついて語り出すと、

映子ちゃんが強引におススメ
邦画へ誘導する流れ。

第一話は実写版『魔女の
宅急便』

映子「キキにイラついた
トンボが“魔法魔法言うな!!”と
叫びながら

キキを張り倒すシーンが
特に好きで……!」

部長(トンボがキキを
張り倒す!?)

原作基準なのでジブリ版とは
違うと説明しながらも、
あまりに妙な場面ばかり
チョイスする映子に

部長(目のつけ所が
完全にいかれている!!)

というわけで「邦画○○○○」
=邦キチというあだ名がつきます。

珍妙な話をハイテンションに
まくしたてられてるのに

部長(こいつの話を聞いてやれる
奴などほかにおらんだろうし
部長の俺が聞いていやるしか
ないんだろうなぁ……)

部長は優しい……(ほっこり)

映子ちゃんのすごいところは
シネマサロン部に招かれた際、

ヌーベルヴァーグなど芸術系の
一館のみで上映するような
小洒落たタイプの作品が出る中、

実写版『デビルマン』を
熱く語る勇気……!!!

後に部長もモノローグ
してますが

部長「お前の良いところは
何でもかんでも好きになれる

“好き”の強さ!
全てを呑み込む
“好き”のパワー!!」

ネットの評価に影響
されることも多い中、

何でも好意的に受け入れ、
誰が何と言おうと好きだと
表明する彼女の姿勢は
素晴らしい……!

折角だから続きます。