昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『魔入りました!入間くん』鈴木入間

本日10月4日は入間くんの
誕生日です、めでたい!!

というわけで入間(いるま)
くんの話を。

改めて説明すると

1巻冒頭で入間くんは
両親によって悪魔サリバンに
売られます。

サリバンが「孫になって」と
お願いすると、

頼まれると断れない
お人好しの入間くんは
承知してしまいます。

そして入間くんはサリバンが
理事長を務める悪魔学
ビルスへ入学することに……。

目立たないようにしようと
決意する入間くんでしたが、
様々な悪魔との出会いや出来事を経て
友達も増え、成長していきます。

特筆すべきは入間くんの
意識の変化。

入間くんは両親にとっては
(労働力や金など)搾取対象
だったので、

周囲からも雑に扱われ、
ろくに話したことない
相手にも「お願い」一つで
何でも押し付けられていました。

それは魔界に来てからも
変りませんでしたが

9巻「ウォルターパーク
編」で、初めて怒りの
感情を見せます。

入間「僕はずっと……
ムカついていたんだ」

自分の意志を無視されても
唯々諾々と従っていた
入間くんがはじめて
「一矢報いる」と決意します。

11巻では理不尽な扱いを
してくるバチコに眠れないほど
猛烈に悔しがり、

「見返してやりたい」
「褒められたい」と
思います。

あまりに自尊心が低すぎると
何をされても怒らず受け入れて
しまう、というのは人間心理と
してありますね。

実際そういう人が増えている
ご時世ですので「自分の野心や
欲望を貫け」とストレートな
メッセージがあり、

なおかつほのぼのテイストも
あるのが本作の人気の理由かも……。

21巻で誕生日を祝われて
感動してるシーンはこっちも
泣けてきました。

23巻で「月越し」
(=年越し)の挨拶に来た
クラスメイト達との宴会で
はしゃぎすぎて、

オペラさんに叱られるのも
心から気を許せる居場所と
仲間を手に入れたんだなぁと
しみじみしましたね。

続きはまたそのうちに。
アニメ三期も楽しみです!

二期最終話、魔王デルキラの
声はやはり……。