昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

羅川真里茂『ましろのおと』その5

大河は雪にとっては
マニの伴奏を通過点と
言い切り、

田沼総一や神木清流と競う
全国大会を目指すと宣言します。

その辺りで、店に三味線甲子園で
登場した大阪の梶くんも
バイトで入って来ます。

(正式には東京の大学に
受かってから)

マニの伴奏は梶くんに……と
いう話も出てたのに

結果的にあて馬扱いにされる
ことになってしまいます。

梶「俺を利用したんですね」
「ええ勉強になりましたわ」

大河(俺 スゲぇ悪い人に
なってね?)

大河にあてこすりを言うものの
自分に足りないモノがあると
いうのは自覚してるのでした……。

スポーツ、芸術系の漫画だと
クセや欠点がないのが個性の
優等生的なキャラって、

あまり報われないので
梶くんには頑張ってほしい。

マニさんのことは気になってる
ようですが、進展するかというと……。

11巻はマニさんが出場
&雪が伴奏する全国大会。

壬生悠理や成宮あやこなど
登場する女性歌手たちも
濃いキャラ揃いです。

雪が衣装に借りた大河の
袴があまりにハデハデで

伴奏者として出場する
神木清流が雪を見かけて

清流(ヤンキーの
成人式……!?)

「ど……どうしたの……?」

雪「? 伴奏するんです」

目に涙まで溜めて吹き出すのを
堪えるシーン好きです。

清流以外の人も結構
ざわついたりと反応が
あったのに、何も気づいて
ない雪……。

この時点での清流は
得体の知れない人物という
描かれ方なのに、

珍しく無防備な顔に
なってるのがいいですね。

(彼の事情は14巻にて)

雪の見事な伴奏でマニが存分に
実力を発揮できて

大喜びの大河が隣の女将を
ガクガク揺さぶってるシーンが
微笑ましい……。

マニさん優勝おめでとう!

11巻では雪の兄・若菜と
謎のマイルール散歩中の
総一がたまたま遭遇。

総一「雪君さ 遠慮しすぎで
ねか?」

「あんだも 松吾郎さんの
音ば聴いで育ったべよ」

意味ありげなセリフと共に
散歩のオチもつける総一。

このエピソードから誰もが
予想外の展開に……!

続きはまたそのうちに。

ユナが再登場したりと
先が全く読めない……。