前回、ケツアゴキャラは
・イケメン扱いされない
・ごついキャラ、ギャグキャラの
記号。
・70年代前後、顔の彫りが深い
いわゆるバタくさい絵の時期に
多く出たキャラ。
と、書きました。その続き。
少女漫画でもケツアゴキャラは
わりと登場します。
『悪魔の花嫁』(75~)
死神(デス)
普段は黒のフードつきマントの下は
髑髏、大鎌を持ったスタンダードな
死神姿。
たまに人間の姿で現れますが
何故ケツアゴ+オカッパ頭……。
河惣益巳『火輪』
胡勲(白虎)
本性は虎で人の姿にもなれる
いわば仙虎。
頼れる兄貴分で、ギャグも
できて、虎の姿で人を乗せて
空を飛べる便利なキャラ。
『今日からマ王!』
フォングランツ卿アーダルベルト
ユーリが初めて異世界・眞魔国に
来た際、言葉が分かるように
調整した人物。
原作の小説にもケツアゴマッチョと
はっきり描写されています。
『ガラスの仮面』
ハミル
亜弓さんに惚れ込んでる
フランス人カメラマン。
(紅天女編になって出てきたので
最近……登場のキャラ)
ケツアゴの時点で「恋愛フラグは
ありません」という意味だと思って
ましたが、それにしては長く傍に
いるな……。
悪い人ではないけど、亜弓さんの
相手にケツアゴはちょっと……。
アゴというのは顔には重要な
パーツで、長すぎても変な
形でもイケメンになりません。
特にケツアゴは非イケメン
=メインキャラにあらずと
明言されてるようなもの。
少女漫画なら尚更です。
90年代の一時期にはアゴが
細く尖ってたり、
顔の輪郭が歪むほどほっぺが
膨らんだ絵も流行りましたが
ケツアゴだけは何十年経っても
イケメン扱いになるとは
とても思えない……。
とはいえ銭形のとっつぁんや
フォルゴレ、白虎殿は二枚目で
なくたって男前だし
カッコいいのは間違いない。
これからも「味のある脇役」
として存在し続けるのでしょうね。
ただしケツアゴというだけで
妙なインパクトがあるので
1作品1人くらいしか
出てこないのかも……。