『ブラック・ジャック』(73~)は
無免許医で法外な報酬をふっかけるが
患者は必ず治す天才ドクター、
通称ブラック・ジャックが主人公の
医療ヒューマンドラマです。
略称は「B・J」
93年に出崎統監督のOVAシリーズ、
04年、06にTVアニメ化、
劇場アニメ、複数の実写作品、
医大生時代を描いた
(大熊ゆうご作画・田畑由秋脚本)
『ヤング・ブラックジャック』など
多数のスピンオフ作品が作られた
言わずと知れた伝説の名作。
この作品は大雑把に分けて3つ。
1:B・Jの神業の治療と
患者がメインの話。
患者本人とのやり取りだけでなく、
家族が大金を出せるか?といった
身内込みのエピソードや
B・Jを患者側が利用しようと
して、しっぺ返しをくらったり
シャチやイルカ、犬など動物が
患者だったり
実は催眠術でそう思い込ませた
だけで手術してないとか
人情話からやりきれないオチまで
ここだけでも無数のバリエーションが
あります。
2:B・J=間黒男本人が
メインのドラマ。
ムードメーカーであり
無邪気なパートナー、
ピノコの主役回も含みます。
B・J=間黒男(はざまくろお)の
人生は壮絶で、幼い頃に不発弾の
爆発に巻き込まれたせいで
母親は重傷の後、死亡。
黒男は名医・本間丈太郎に
より命は助かったものの
全身に無数の傷を負い、
動けるようになるまでに
過酷なリハビリを要しました。
この時、顔の皮膚を移植して
くれた友達「タカシ」が
黒人ハーフだったため
顔の色が左右違うことに。
しかしB・Jは恩を忘れず、
後にタカシを探して渡米したり
本間先生のことを長く
尊敬していたりと
すごく情の深い人です。
車椅子の患者には特に
優しいですし
それだけに怒らせると
大変な目に遭う……。
(例:母親と自分を捨てた父)
3:B・J以外の医者が登場する話。
B・Jとは異なる価値観の
持ち主との対立話というと
真っ先に浮かぶのは
安楽死医のDr.キリコでしょう。
キリコ先生も人気キャラで
スピンオフ持ち。
盲目の鍼師・琵琶丸なども
印象深いキャラですね。
続きます。