昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『WOLF'S RAIN』その1

『WOLF'S RAIN』ウルフズレイン
03~)は近未来の荒廃した世界で、
4匹の狼たちが楽園を目指して旅する
不思議なSFファンタジーアニメ。

狼たちは人間の姿に擬態できる
能力を持っています。

(しかし犬には分かったり、
犬アレルギーの人は反応が出る)

第一話では主人公の白狼「キバ」が
雪の上に倒れていて、

その時のモノローグで、狼たちが
楽園を目指すのは「衝動」だと
語られます。

同じ頃、灰色狼の「ツメ」は
人間たちに混じって、特権階級の
「貴族」たちから食糧などを奪う
窃盗団のリーダーをやっていました。

1話では人間に捕えられた狼姿のキバが
(お互いそんなことを知る由もなく)
ツメが率いる窃盗団が襲ってきた
混乱に紛れ、同族の「ヒゲ」と共に
人間の姿になって脱出します。

その後、ツメとショタ枠の「トオボエ」も
交えて彼らの旅が始まります。
(合流の詳細は次回)

第一話でツメの仲間の一人だった
下っ端の少年が高所で足を踏み外し、
ツメが助けようとした際に

狼に噛みつかれるイメージを見て
悲鳴を上げながら落ちていきます。

人間に紛れていても、人の世で
生きていくことはできない……。

そう思い知らされたようなツメの
愕然とした表情が印象的です。

狼は二百年前に絶滅したと言われていて、
「狼たちが楽園を目指す」というのは
単なるおとぎ話扱い。

しかし「貴族」は狼の目指す
楽園を欲しがっており、

その手がかりの「月の花」を
材料にして作られた少女・
チェザを保有しています。

 狼たちは貴族だけでなく、狼を家族の仇と
狙う刑事や、意志なく襲ってくる警備の
機械とも戦わなくてはなりません。

そして無口で勝手に動き回るキバと、
面倒見はいいけどワルぶってるツメは
些細なことでぶつかるため
4匹が団結するのがまず難しい……。

独特の世界観と雰囲気のある作品で
ハマる人はものすごく好きになれます。

ところで当時、レイザーラモンHG
ぴっちり黒レザーでハードゲイ
名乗っていたので、似た格好の
ツメにも風評被害が……。