本日6月24日は蟹座の
デスマスクの誕生日です。
めでたい!!!
というわけでデっちゃんの話を。
ネットでは「星座カースト最下位」
「蟹座ってだけでいじめられた」
とか色々言われてますが
当時、私の周囲では男子に
大人気でしたけどねぇ……。
初登場は8巻、教皇からの刺客として
五老峰に現れます。
その際に
「今は教皇が悪かもしれないが
未来においては正義となる」
という信念を披露。
老師を護ろうとした紫龍を一蹴、
黄金聖闘士の強さを見せつけます。
「真の正義とは不変のもの」と
いう老師の言葉は間違ってませんが
幕末には不逞の輩とされた
維新志士が明治には正義となり、
当時の体制・秩序を守ろうとする
幕府側が悪となった例もあるわけで。
その後ムウが助っ人に登場したため
デスマスクは一旦退き、
本格的に紫龍と戦うのは巨蟹宮まで
待つことになります。
巨蟹宮には彼が手にかけた死者たちの
顔が、壁に床に浮かび上がっていて
子供の顔があることに星矢が気づき、
紫龍に責められると
「巻き添えにしたかもしれんが
悪を成敗するための些細な犠牲」
自分が正義だというポリシーは
一切揺らいでいません。
しかし、春麗への攻撃や死者にまで
容赦ない仕打ちに黄金聖衣が彼を
見放して……。
この時の動揺しまくった小物っぽい
言動や、結局紫龍に敗けたことで
彼の評価は髙くありませんが
黄金聖闘士の風格と強さ、独善的でも
揺るがぬ信念を備えた小悪党と
いうのは、希少にして美味しい
キャラだと思います。お茶目さんだし。
個人的に冥王ハーデス12宮編OVAで
シオンに「これから我らがすることは
アテナのため、正義の為であっても
永遠の汚名を被ることになる」と
説明しているときに
「ヘッ」って感じで鼻の頭を
指先でちょんと擦ってる
オリジナルのシーンが
「今更だぜ」って言ってるようで
すごく好きです。
8~9巻、ハーデス編を足しても
トータルすれば出番はコミックス
2冊分ほどなのに
30年以上も語り続けられてるんだから
キャラクターとして大成功ですよね……。