『機動武闘伝Gガンダム』(94~)は
荒廃した未来の地球を舞台に、各国を
代表する選手たちがガンダムで戦う
変わり種すぎるガンダム作品です。
主人公はドモン・カッシュ(20歳)
ネオジャパン代表としてパートナーの
ヒロイン、レインと共に勝ち抜いていきます。
通称「Gガン」
島本和彦先生協力による
熱血少年漫画風の個性豊かな
キャラクターに、
無駄にキャラの濃い奇人変人と
人の度肝を抜くのが大好きな今川監督
この二つの相乗効果で
一度観たら忘れられない
強烈な作品になっています。
ガンダムファイトで優勝した国が4年間限定で
覇権国家になるとか、
ガンダムで格闘戦やるために
パイロットは「モビルトレースシステム」の
都合上、全身タイツ姿……。
もうどっからツッ込んでいいのか
わかりません。
第一話で各国代表のガンダムが
コロニーから地球の祖国へ向けて落下、
ガンダムファイトが始まります。
ところがドモンの機体は日本でなく
イタリアへ落ち、住民たちが避難する大騒動に。
(スペイン広場だったので死傷者はいない)
捜査中の刑事たちの会話から、街を壊すため
ガンダムファイターは地球の住人からは
嫌われていることがわかります。
ドモンがイタリアに降りた目的はファイトではなく、
半分にちぎれた写真に写った「ある男」の探索。
聞き込みしているうちに、イタリア代表で
マフィアのボス、ミケロと戦うことに。
彼の手下がドモンの前で子供に暴力を
振るおうとしたりと、第一話でブッ飛ばすには
うってつけの小悪党です。
「俺のこの手が光って唸る!
お前を倒せと輝き叫ぶ!!
必殺、シャイニングフィンガァァーーー!!!」
関智一さんの雄叫びが実に気持ちいい。
キメ台詞や必殺技、ガンダムを指パッチンで呼ぶ、
コテコテのデザインのご当地ガンダムなど
「こんなのガンダムじゃない」
「ガンダムでなければ愛せたのに」と
多数のガノタを懊悩させた作品でもあります。
でも面白ければ正義!!!
さわりしか語れませんでしたので続きはまた後日。