『キン肉マン』（７９～）は「額に肉」でおなじみ
ダメ超人キン肉マンが仲間たちと出会い、
幾多の戦いを経て無敗のチャンプへ成長していく
熱い格闘マンガです。
序盤は自他ともに認めるダメなキン肉マンが実は
ブタと間違われて捨てられたキン肉星の王子だと
従者ミートくんがやって来て発覚したり、
巨大怪獣や怪人キン骨マンを相手にする
コメディ要素の強いマンガでしたが
超人どうしのバトル「超人オリンピック」を
皮切りに、次第にシリアスと格闘技要素が
増えていきます。
超人オリンピックは国ごとに代表が登場
するため、キャラが分かりやすく
当時のプロレス人気も手伝って
子供たちに大人気となり、オモチャの消しゴム
「キンケシ」共々一大ブームを
巻き起こしました。
人気キャラは今も昔も変わらず、
中国の超人、ラーメンマン
ロシアの超人、ウォーズマン、
アメリカの超人、テリーマン、
イギリスの超人、ロビンマスク、
ドイツの超人、ブロッケンｊｒ、
（あと大分後に出るキン肉マンの兄、
キン肉アタルことソルジャー）
初期には「アイドル超人」と呼ばれてましたが
バッファローマン率いる「悪魔超人」が
登場したことによって「正義超人」VS「悪魔超人」の
図式が完成します。
キン肉マンたちはその後も悪魔将軍に仕える
悪魔六騎士や、完璧超人たちが乱入した
超人タッグトーナメントを戦い
遂にはその強さを脅威に思う神たちに仕組まれ
キン肉星の王に即位する直前、
突然現れた５人の「運命の王子」＝後継者候補たちとの
チーム戦に勝利する３６巻で一旦終了します。
その後短編が幾つか発表されつつも
新作の連載が始まったのが１１年。
（３７巻は短編集）
新章は３８巻からです。その内容は
８０年代のジャンプの熱さと勢いに加え
画力もシナリオも磨きがかかり
過去の一度きりの設定すらも拾い集めて
壮大な伏線にしてあるという
神がかり的な面白さ！！！
語りきれないので次回へ続きます。
