昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

昭和の漫画表現あるある5 急に発狂する

追い詰められたキャラが急に発狂する、
今ではまず許されない展開が
昭和のマンガにはよくありました。

まずは「きえーー」の奇声が有名な
山岸凉子『天人唐草』(79年)を筆頭に

はいからさんが通る』では
鬼島さんと紅緒に責められた印念大佐が
おかしくなり、

こいわ美穂子『真夜中のシンデレラ』(82年)
第二話で、演劇部所属のお嬢様が
舞台中に「ケーッケッケッケ」笑いで発狂。

巻来巧士『メタルK』(85年)では迫り来る
象皮病の死の恐怖に怯えて
阿摩鬼が発狂。

『悪魔の花嫁』に至っては、
何人おかしくなってんだと
ツッコミたいほど。

ついでにアニメだと
エルガイム』(84年)クワサン・オリビー、
Zガンダム』(85年)カミーユ・ビダン

ダンクーガ』(85年)シャピロ・キーツと
各自事情は違いますが、精神崩壊しています。

劇的な展開やオチが作れるので、当時は
多用されていたのでしょう。

流行りすたりというより、時代の流れで
禁じ手になった印象です。

ところであるある話が連続したので、
次回から話題を変えます。

ネタはまだありますが、
どうしても同じ漫画に偏りがちに
なるので気分転換ってことで。