昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

鳥人戦隊ジェットマン47話『帝王トランザの栄光』

気分転換といいつつ、
これも発狂ネタつながりになります。

敵幹部であり皇帝となったトランザが
ジェットマンと決着をつける回。

いいところまで追い詰めたものの、
結局破れてしまうトランザ。

瀕死の彼のもとに同僚のラディゲが
現れ、今までの屈辱を晴らすべく
さんざんに痛めつけます。

2人の確執などの経緯は省きますが
ラストは病院に場面転換。

車椅子に乗った包帯ぐるぐる巻きの
トランザが、うつろな表情でよだれを垂らす
変わり果てた姿が映ります。

医者や看護婦たちが「自分が誰かも
わからない、身寄りのない患者」
「一生このまま」と話していて、

「助けてくれ、許してくれぇぇぇ!」と
叫ぶ中、檻のついた病室へ運び
込まれていく……。

得意の絶頂から、廃人へ。

当時、高校生の私でもかなり
衝撃を受けたシーンです。

「子供番組でこのような展開はいかがな
ものか」という内容の投書が新聞に
載っていたと、アニメ雑誌で見た
記憶があります。

ジェットマンは91年作品ですが、
これ以降、発狂オチを使うのは
ますます困難になっていくのでした。