気分転換といいつつ、
これも発狂ネタつながりになります。
敵幹部であり皇帝となったトランザが
ジェットマンと決着をつける回。
いいところまで追い詰めたものの、
結局破れてしまうトランザ。
瀕死の彼のもとに同僚のラディゲが
現れ、今までの屈辱を晴らすべく
さんざんに痛めつけます。
2人の確執などの経緯は省きますが
ラストは病院に場面転換。
車椅子に乗った包帯ぐるぐる巻きの
トランザが、うつろな表情でよだれを垂らす
変わり果てた姿が映ります。
医者や看護婦たちが「自分が誰かも
わからない、身寄りのない患者」
「一生このまま」と話していて、
「助けてくれ、許してくれぇぇぇ!」と
叫ぶ中、檻のついた病室へ運び
込まれていく……。
得意の絶頂から、廃人へ。
当時、高校生の私でもかなり
衝撃を受けたシーンです。
「子供番組でこのような展開はいかがな
ものか」という内容の投書が新聞に
載っていたと、アニメ雑誌で見た
記憶があります。
ジェットマンは91年作品ですが、
これ以降、発狂オチを使うのは
ますます困難になっていくのでした。