暑いから涼しげなキャラの話をします。
私が『星矢』をはじめて読んだのは、
氷河初登場回のジャンプでした。
東シベリアの氷原に、花をくわえて立つ
ノースリーブ姿の金髪美少年。
それがいきなり拳を振り上げて氷の
大地を砕き、海へと身を躍らせる。
そして海中に沈む船に眠る母親の元へ……。
こんなダイナミック墓参り、滅多にないでしょう。
この回で「なんかよくわからんけど
面白そうだ」とすっかり虜になりました。
強かったなー、クールでカッコよかったなー
初期の氷河は(遠い目)
だんだん涙もろいところや弱い部分も出てきて、
敗北の数も増えてきましたが、
師匠に思いきり「相変わらずマザコンの
抜けん奴よ」と言われたりもしましたが、
それはそれで人間味あふれる可愛い奴です。
実際、クールに徹して圧勝した戦いよりも、
敗北したけど一矢報いた対一輝戦、
夏の暑さよりも熱かった対ミロ戦、
師弟対決の決着がつく対カミュ戦、
兄弟弟子対決の対アイザック戦と、
氷河は感情を表に出した戦いの方が
絶対に輝いていると思います!!!
……全然涼しくならなかったけど、
幸せにはなったからよしとしよう。
まだまだ暑い日が続きますが、
なんとか乗り切っていきましょう。