昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

水凪トリ『幸せは食べて寝て待て』その7(4巻感想4)

(反橋さんと八つ頭くんが
親しくなっていく過程は
4巻28話)

会話の内容は職場や
家族の愚痴、ベジタリ
アンについてなど、

色気は一切ありませんが
二人にとっては心和む
時間らしい……それ大事。

反橋「八つ頭さんと
出会った時は つい
昔観た映画を思い出し
ました」

要約すると一人ぼっちの
雄狐が、雪国で過酷な
旅を続けて終盤、
雌の狐に出会う。

反橋「同種の生物に
会った 

もうそれだけで
二匹は嬉しくて
嬉しくて

そんな気持ち」

(雪の中はしゃぐ
二匹の狐の画像)

お互い微笑み合う
二人を見てほっこり
するさとこ。

このシーン好きです。

さとこ「そのうち
お二人もこの団地
から 旅立つの
かしら」

自分も新たな生活を
本気で考える時かもと
呟くさとこ。

大家さんに尋ねられる
まま、唐さんに聞いた
田舎への移住の話をすると

反橋さんが興味を
示します。

しかし34話では
さとこは風邪で
ダウン。

ほんのわずかな間に
冷たい風に吹かれた
程度で熱が出るなら

北国への移住とか
無理だ……と
布団の中で凹みます。

病弱、低所得、年齢など
不利な条件が重なると
人生の選択肢は狭まって
いきますが

折角「選択肢は色々
ある」と気付きはじめた
ばかりだったのに

(そこまで寒くない
田舎もあるけど)

さとこ(私はきっと
どこにも移住なんて
できないんだろう)

持っていても虚しい
だけだと、移住に関する
資料を反橋さんにあげる
ことに。

反橋さんからの返信で
あれから一気に話が
進んで、八つ頭くんも
乗り気と聞いて

さとこ(長い間
家からも出られ
なかったのに

カノジョと一緒なら
移住もできて
しまうんだ)

体調不良の時は
人生全否定レベルで
弱気になったり

皮肉っぽくなるのが
リアル。

(私も誰かと
一緒だったら……)

ありえない仮定まで
持ち出して落ち込む
あるある……。

でもちゃんとご飯は
作るの偉い。

レトルト食品は否定せず

(パワーのない時は
自分で煮たものの
方が入ってくるん
だよね)

ご飯が「美味しい」と
思うことに

さとこ(助けられる
なあ うん
助けられる)

一つの選択肢が
消えても、まだ
残るものはある……。

続きはまた後日。