昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

泥ノ田犬彦『君と宇宙を歩くために』その1(1巻感想1)

『君と宇宙を歩くために』
(23~)は勉強もバイトも
続かないヤンキー高校生、
小林くんが、

ちょっと風変わりな
転校生・宇野くんとの
出会いによって起きる
変化を描いた日常モノ。

第一話を見た時から
コミックス発売を
心待ちにしてた……!!

というわけで語ります。

詳細はボカしますが
ネタバレにご注意
ください。

先に言っておくと
両者とも何かしらの
診断名がつきそうですが

本作では明言されて
いません。

しかしグレーゾーン
含めて、こういう生きづらさを
抱える人は沢山いそうです。

冒頭、授業中に机に
突っ伏して、教科書も
開いていない小林くん。

転校生として紹介
された宇野くんは
皆が驚くほどの大声で
自己紹介。

第一印象は

小林(ヤバいヤツ……)

当然、学年でも噂になり
他クラスの友人に説明する
形で、宇野くんの学校での
言動が台詞で語られます。

「全ての声がデカくて
字がミッチリの汚ねえ
ノート常に持ってて……

独り言言ってて
ずっと笑ってる」

一方、小林くんの
周囲の評価は散々で、

友人たちにバイトが
いつまで続くか賭けの
対象にされる有様。

現在のバイト先、
リサイクルショップで
ミスを連発し

小林(……他のバイトは
皆 簡単そうに
やってんのに なんで
俺は間違えるんだ?)

回想で本屋、コンビニ、
ファミレスなどでも
同じことが繰り返されて
辞めてきた小林くん。

小林(じゃあ俺は
何に向いてるんだ

もっと もっと簡単な
仕事なら俺も……)

凹んでるところに
陽気な先輩が
「簡単なバイト」を
持ちかけてきます。

小林(先パイの店って
なんか危ねえとこじゃ
なかったっけ)

(でも……
カンタンって……
カンタンなら俺にも
できんのかな……)

二つの気持ちの間で
揺れる小林くん。

闇バイト請けちゃう人の
心理ってこうなのかも……。

そこに通りかかった
宇野くんが大声で挨拶。

先輩が困惑してるスキに
宇野くんを連れて逃げます。

家までの道がわからないと
言われて、送って行くことに。

出迎えたお姉さんに
名前を聞かれて

小林くんをフルネームで
紹介する宇野くん。

何故知ってるかと訊くと……。

続きます。