昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『超獣機神ダンクーガ』その19(17話感想・総集編につき前半部の話続き)

人類全てが「気の毒な
被害者」ばかりではなく、

時にエゴをむき出しにする
ことも描かれます。

12話は子供たちが
無謀な特攻を計画して
雅人が止める話。

彼らは、街の大人たちが
逃げ込んだゲリラ兵を
見殺しにしたことに
心底失望していました。

13話はゲリラ部隊が
村人を人質にされて裏切り、
亮を敵に引き渡そうとします。

14話では救出に来たら
人々は自暴自棄になってて
逃げようとしないなど

様々な出来事を経験し、
獣戦機隊は少しずつ
成長していきます。

なお13話で意識を失った亮
(188センチ76キロ)を
ダニエラがどうやって家まで
運んだのかツッ込まないように。

真面目に考えると、他にも
協力者がいたのかも。

15話では敵の包囲網で
じわじわ追い詰められ、

16話で輸送機隊長・
ゲラールが犠牲に……。

序盤は同じ学校の寮生同士、
良くも悪くも学生気分が
抜けないまま。

うまくノリが合ったら
無敵モードという反面、
些細なことでバラバラに
なる危うさもありました。

最適解はゲラールの指摘
通り「亮が忍を支える」
こと。

忍と亮の仲の悪さは
亮の初登場回から
描かれています。

(久々に再会して)

忍「とっくにハゲタカのエサに
なっちまったかと思ってたぜ」

忍が先に軽口叩いて
亮が反論・挑発→
忍が殴りかかって
負けるのが常のパターン。

律儀に相手するからには
亮も面白がってたと思う……。

学生時代からこの関係性では
方向転換に16話もかかる
わけです。

17話終盤ではデスガイヤーが
帝王の沙汰を待っていると

ムゲ帝王「貴様が破れたのなら
やむを得まい」

処刑されてもおかしくないのに
「しばらくゆっくり休め」と
言ってくれる帝王は優しい。

(デスガイヤーとはOVA
再戦します)

デスガイヤー更迭後は
ゾルバドス側の動きが止まり、
獣戦機隊も平穏な日々を
過ごします。

しかし次なる将軍、
ギルドロームが不穏な発言で
17話を〆るのでした。

ギルドローム「この私が
恐怖と絶望を与えてやる」

力押しの脳筋幹部を倒したら、
幻覚・催眠系の敵が来るのは
お約束ですね。

続きはまたそのうちに。