昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

荒川弘『RAIDEN-18』

『RAIDEN-18』(ライデンじゅうはち
05~)は死体を繋ぎ合わせて
クリーチャーを作るマッド
サイエンティスト・タチバナ

彼女に造られた雷電18号の
コンビによるドタバタ
ブラックコメディー。全1巻。

一言感想:

誰か牛先生にロアナプラ製の
元気が出るお薬を差し入れ
した?

死体がネットで売り買いされ、
クリーチャー同士を戦わせる
選手権が開催されるというと
狂った世界のようですが

掲載誌は「サンデーGX

代表作はBLACK LAGOON
アレに比べたら

「死体は売っても刻んでも
問題ないけど、生きた人間を
死体にして使うのは外道」
という

明確な線引きのある本作は
なんてまっとうな倫理観の
ある世界なんだ(錯乱)

読み切り形式で05年から
続いてたという気の長さも
サンデーGXっぽい。

第一話で雷電が誕生。

(以下、作中のライデン表記で)

この手の創造物は主人には従順な
はずですが、何故かライデンは
博士の言動に(物理攻撃込みで)
ツッコ込みまくり。

従わなければ自爆スイッチを
押すと脅されたため、
渋々クリーチャーを
戦わせる選手権へ参加します。

バトルものというわけではなく、
タチバナ博士が何者かを
ライデンが探る第二話、

ニセタチバナ&ニセライデンと
対決する第三話と
様々なエピソードがあります。

第四話では大英博物館地下に
保存されてるミイラたちが登場。

ギャグや掛け合いのノリは
ハガレンや銀匙で折り紙つきですが
小ネタがいちいち面白い。

あとネタが危なすぎて
「うわーーーーーー!」って
声出るので、公共の場で読むのは
おススメしません!!

第二話で登場する写真といい、
第三話のけざわさんといい……。

大躍進とか言ってる奴を
農村に連れてったらダメでは……。
(ガクブル)

第四話も英国嫌いの文豪
IN猫ミイラの台詞や
シェイクスピアの元ネタが
分かる人はニヤリとします。

鉄の女(漢)はこの前亡くなった
ばかりなのに……!
(いいぞもっとやれ)

全1巻なのが勿体ないですが
抜群に面白いので、読んで
変なテンションになりましょう!

ムダヅモ好きとは相性いいかも?