昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

秋★枝『恋は光』その1

『恋は光』(13~)は恋する女性の周囲に
謎の光が見える理屈っぽい大学生・
西条を中心にした、3人の美女たちとの
少し不思議なラブコメです。

西条は中学生の頃「謎の光」を根拠に
クラスの女子に「好きな人がいるだろう」と
訊いてまわって孤立した経験がありました。

そのため女性に対して積極的に
出られず、対人関係がとても不器用。
(実は他にも理由がある)

彼が気軽に話せるのは小学校からの同級生、
サバサバ女子の北代さんくらいでした。

ある日、たまたま隣の席で本を読んでいた
女性、東雲(しののめ)さんが
気になり始めます。

東雲さんは可愛いけど浮世離れした
古風な女性。

彼女が読んでいる本を西条が
「面白いですか?」と尋ねた時の答えが

「私には共感を伴っての
理解が難しいな……と思います
つまり好きではない……」

「では何のために読んでいるのですか?」

「恋というものを知りたくて」

西条はその場で恋に落ちるのですが、
美人でなかったら最初の会話で
(コイツめんどくせぇ……)で終わってますね。

北代さんと東雲さんは同じ学部だったので
紹介してもらい、携帯を持ってない彼女と
コミュニケーションするために

交換日記をはじめます。

……久しぶりに聞いたなこの単語……。

話が進むと実は北代さんが西条のことを
好きなのが判明しますが、何故か彼女の
恋心は西条の目に光って見えません。

そのため西条は気づかず、友達として
気軽にデートや交換日記の内容、
「光」のことも打ち明けています。

話を大きく動かすのは北代・東雲さん両名と
同じ学科で掠奪グセのある美女、宿木
(やどりぎ)さん。

三角関係に目ざとく気づいた彼女は
西条を二人から奪おうと割り込んできます。

宿木さんから放たれる光を見て、西条は
(この女性 俺に対して光ってる……!?)
と困惑するのでした。

主人公の地味なメガネ男子が、何故か
個性豊かな美女たちにモテるのは、
珍しくありませんが

「謎の光」が絡むことで読者は
二重三重に先が気になるように
なっています。

続きます。

恋は光 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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