昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

あんど慶周『究極!!変態仮面』

究極!!変態仮面(92~)
正義感の強い刑事の父と、SM女王の母を
持つ男子高校生・色丞狂介
(しきじょう きょうすけ)が
女性のパンティが覆面がわりの正義のヒーロー
変態仮面」となって悪人を退治する
アクションギャグ漫画です。

13年には「HK 変態仮面」の
タイトルで実写映画化されました。
16年に二作目も公開しています。

現在文庫版のタイトルは
『HENTAI KAMEN THE ABNOMAL
SUPER HERO』です。

思い切りくいこませ、股間の膨らみを強調した
ブリーフ一丁に網タイツ、顔には女性の
パンツを被り、決め台詞は

「それは私のおいなりさんだ」

特定の世代にはこれが余程刺さったらしく、
実写化の際はファンを公言する
小栗旬が脚本協力しています。

DGSでも一時期、小野さんが
よくネタにしていましたね。

基本的には狂介は(母親とのやり取りで
Mっ気を見せることはあっても)普通の
純朴な好青年です。部活は空手部。

女性のパンツを被るのもほとんどは偶然や
ためらいながらですが

一度被ってしまうと「フオオオオオオオ」と
奇声を上げながら脱衣(クロスアウト)し、
あの珍妙な格好になります。

勝ち誇る悪党に音もなく近づき、悪党が何か
別の物だと思って触れると

「それは私のおいなりさんだ」

(すなぎもや砂時計など別パターンもある)

動揺する悪党に更に股間を近づけ、
最後には必ず成敗します。

ヒロインは空手部の可愛いマネージャー、
愛子ちゃんでしたが、テコ入れで登場した
「御色拳(おいろけん)」使いのチャイナ娘、
春夏(シュンカ)と狂介が後に結婚するという
ヒロイン交代劇も話題になりました。

何も考えずに笑って楽しめる迷作です。

初めて読んだ時
(男版「まぼろしパンティ」……いや
けっこう仮面」?)と思いました。

似た格好と行動でも、男だとキモすぎる……。

まぼろしパンティ」(81年~)の頃の女性下着は
ヘソ上まであって、今作だと面積がかなり
小さくなってることに時代を感じますね。

HK 変態仮面 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

HK 変態仮面 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

HK/変態仮面

HK/変態仮面

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video