昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

『仮面ライダーエグゼイド』九条貴利矢 その2

7月5から東映時代劇アクション『GEZEN
ー純恋の剣ー』公開!犬飼貴丈さん、小野塚勇人さん、
町井祥真さん、武田航平さんなど特撮好きには
たまらんメンバーが出演ですよー。

というわけで貴利矢さん話の続きです。

消滅後も貴利矢さんの影響は大きく、

貴利矢さんの遺したデータを飛彩先生が発見、
大我が制作中のガシャットにデータを入れて

永夢がそこから中間フォームのマキシマムを生み出し
ゲンムを倒すという2クール目クライマックスの
素晴らしい流れ。

そして待ちに待った復活は……敵側としてでした。
革ジャンが黒になってるー!!

永夢を散々なじって攻撃し、何事か耳元で囁き、
逆上した永夢が貴利矢さんの顔を殴りつけるなど
完全に敵対関係になったかに見えた35話。

しかし真相は「自分の嘘に乗れ」と聞いた永夢が
グルになって敵味方欺く一芝居を打ったというオチ。

「あれぇ?……もしかしてノせられちゃった?」

かつては必至の虚勢から出たセリフが
痛快な一言になる見事な天丼!!

ついでに正宗の虎の子の消滅者データまで
かっぱらって去るしたたかさ。

戻ってきて早々に大我とニコちゃんの
関係に「……え、何この手。どういうこと?」

視聴者を代弁するツッコミをありがとう!!!

その後も貴利矢さんは戦闘面は勿論のこと、

大我と和解する際、言い出せずにいた飛彩先生の背中を押し、

セーブデータ開発中の新・檀黎斗の見張り役兼
ツッコミを引き受けて一緒に徹夜、

自らも感染・消滅の危険があるにも関わらず
新・檀黎斗を培養寒天がわりに抗体を作り出し

最終回が近づくと重くシリアスな展開になりがちな中、
お茶目なムードメーカーの役割も引き受けてくれました。

エグゼイドに欠かせないキャラすぎて
本編の半分近く不在なのが信じられない。

最終話で永夢が消滅者のリストを読み上げ、
「皆さんの笑顔を取り戻します」と誓った時に
貴利矢さんの名前も入っていた際の
嬉しいような困ったような笑顔、実にいい……。

続きはまたそのうちに。