昭和の話がしたいんだ

昭和大好き団塊ジュニアの主に70~80年代漫画・アニメ・特撮語り

タイムボカンシリーズ その4

ゼンダマン(79~)は不老長寿の薬
「命のもと」を巡って、世のため人のため
使おうとするゼンダマン

自分たちが独り占めしようとするアクダマンとの
対決を描きます。

タイムトンネルを通過し、過去から未来へと渡る
タイムボカンに近い設定、

ヤッターマンから引き継いだ仮面の変身
ヒーローや、敗けた三悪へのおしおき設定なども
加わり、タイムボカンシリーズのフォーマットが
完成します。

「命のもと」を探す手がかりはゼンダマン2号の
祖父、紋者(もんじゃ)博士。

彼が「コレこそ手がかりでは?」というアイテムを
屋敷から見つけ出すたびに、

向かいに住んで監視しているアクダマン一味が
変装して登場、騙したり脅したりして持ち去ります。

それを追ってゼンダマンがゼンダライオンと
共に出動するのですが

(博士はゼンダマンの正体が孫娘と助手とは
知りません)

1号に手を繋がれてるだけの2号が
いつ見ても危なっかしい……。

ゼンダライオンのテーマを毎回視聴者の子供が
歌ってたり、

山本正之がゼンダライオン役で初の声優参加、

ゼンダマン、アクダマン共に名乗りの際に
「Z」「A」の文字を体で表現したり、

敵側のマスコット猫・ニャラポルタや、
おしおき用の「裁判マシーン」が登場するなど

フォーマットを踏襲しつつ、
新しい試みも沢山ありました。

 

ゼンダライオンのテーマ曲の歌詞に
「胸に輝くプレートは 4×4=16♪」
とありますが

当時まだ幼稚園くらいだったので
聞こえた通り「ししのじゅうろく~」と
歌っていて、

数年後にふと「あ、これって九九だったんだ!」と
分かった時は、ちょっと大人になった気分でした。

それにしても、ピンチに陥るたびに

「愛のムチ」を喰らったゼンダライオンが
「効いたぁ~愛のぉ~っ目覚めっ♪」と
パワーアップするのは、よく考えたら
とんでもないような……?

 ラストは「命のもと」を原液のまま飲んでしまった
アクダマンたちが、若返りすぎて赤ん坊になって
しまうのは衝撃的でしたね。

そしてニャラポルタも、正体は長い時を生きた
化け猫で、命のもとの効果がきれてしまい……。

 やはり悪は栄えないのです。

タイムボカン・シリーズ ゼンダマン オリジナル・サウンドトラック

タイムボカン・シリーズ ゼンダマン オリジナル・サウンドトラック